カヤック
2020年10月13日(火)
大村湾 漕査 第18レグ前編(西彼町白崎郷〜長崎オランダ村)
2020年9月13日に漕ぐ。
昨年から始めた『大村湾漕査』も西海橋を目前としていよいよ核心に近づいている気がしている。
まずは漕ぐ前にGoogle Earthなどを使ってスロープや砂浜などカヤックの出艇場所に使えそうな場所の目安をつけた上で調査をしているのだが、ここから西海橋を超えるぐらいまでの区間にカヤックを出すのに丁度良い場所がなかなか見当たらないと言う問題が出てきた。
そこでこれからはちょっと変則的な方法も使って調査を進めたい。
これまではA→Bと漕ぎ進めていたものを、A→←Bと言う風にA地点からB地点の途中まで漕いで、次回、B地点からA地点へ戻って漕査するという、一つの区間を2回に分けて調査するという方法だ。
これで漕ぐ距離が長い区間を埋めてゆく事ができるはずだ。
さて、今回は西彼町白崎郷の階段状のスロープから離岸し、長崎オランダ村へ向けて漕いでゆく。
大村湾の中でもこの周辺の海は『大串湾(おおくしわん)』という名前もあるらしい。
このように湾の中にある湾を『支湾(しわん)』と呼ぶ。(他にも大村湾では形上湾なども支湾にあたる)
大串湾は西海市に属し、型上湾とともに真珠養殖が盛んなのだと言う。
リアス式海岸で、湾内には多くの島があり風光明媚な場所だ。
私は朝早くバイクを走らせてきたのだが、多良岳の背後から昇る朝日に照らされた大串湾の朝はとても美しい。
カヤックに乗るために海に足を入れるのだが、思った以上に冷たい。
今年も9月いっぱい遊べれば十分だな、などと思った。
今日はこの後風速が4mを超えるという予報のため、なるべく早くこの場所へ戻って来たいと思っていた。
出艇してすぐに、諫崎(いさざき?だろうか)へ進む。
近寄ると小さいスロープがあるが、カヤックを出すには使いにくそう。
漕ぎ進んで行き大串湾の最奥へと入ってゆく。
白崎を周ると、左手に『湾内スロー』の文字があり、遠くに長崎オランダ村が見えてきた。
このまま漕いで長崎オランダ村へ行くわけではない、海岸線を漕いで進む。
一見すると良さそうだが、車を停めたりカヤックを組み立てられる場所が無さそう。
駐車場もあり、この場所はカヤックの出艇場所として良さそうなのだが、神社の境内でカヤックを組み立てたりするのは、好ましくないと思うので、やめておいた方がよさそう。
この後は大明寺川には入らずにスルーして先へ進み、長崎オランダ村の北側へ近づく。
長崎オランダ村のこの敷地は今は西彼町役所の管理地となっているそうだ。
そのため、無許可の船の係留や停泊は禁止されている。
また当然だが上陸や立ち入りも禁止となっている。
長崎オランダ村は、かつて長崎県西彼杵郡西彼町(現・西海市)にあったテーマパークで2001年10月に閉園した。その後開園したハウステンボスの前身となる施設だ。
その後も紆余曲折があり、現在でも『長崎オランダ村』として、入場無料で楽しめるそうだ。中にはカフェや映画館などもあるのだとか。いつか、一度立ち寄ってみたいと思う。
今日は長崎オランダ村を見てから、最初の出艇場所へ引き返した。
帰りながら釣りもしてみたがなかなか上手く行かず。
この後は台風だったり天候が良く無かったりで、今年の漕遊はここまで!!
続きは来年で、いよいよ針尾瀬戸を横断する事になるだろう。
前にも書いた気がするが、自分は水温が低い時期に対応できる装備が無いのと、セルフレスキューの能力が不足しているので、安全第一で水温が高い季節だけ遊ぶと決めている。今後ドライスーツを買うつもりはあるし、講習も受けてみたいと思っている。
後日当日の水温を調べてみると24℃前後の水温だった。実はそんなに冷たくないようだった(でも当日は冷たく感じたのだった)