クロスカブ
2018年06月14日(木)
太陽自動車教習所で自動二輪免許を取得 全記録
太陽自動車教習所で自動二輪免許を取得するまでの記録を残しておいたので公開してみます。
これから自動二輪の免許を取得しようと思ってる方の参考になるかも?(^^;)
1回目
自動二輪の教習は予約は不要、練習したいと思ったらすぐに初める事が出来る。
10回分の料金で11回練習できる券を購入
本当に12〜13回で運転が上達するのか半信半疑ではじめる。
受付けで名前を書き、回数券に名前を書いて切り取らずに歩いて二輪車庫へ移動して受付ける。
希望すれば紙製のヘルメットカバーをもらえる。気になる人は受付でもらおう。
このヘルメットカバーは1度しかもらえないので、後生大事にとっておきましょう。
ボディガード、レッグガードなど、借りる事ができるので、まずは装着。
ボディガードはともかく、レッグガードはけっこうボロい(笑)
グローブは軍手を借りる。
ボディガードを先につけないと、ヘルメットが被れない。
最初は50ccのバイクから練習(安心)
・乗車時の注意点からエンジンスタートまで一気に教えてもらうが、多すぎて憶えられない(笑)
・乗る前にやる事、右手を高々とあげて、左右を確認。動作は大げさなぐらいがいい(これは教習所で試験をする時の事を想定しての事。発車するまでの一連の動作は家に帰ってから、何度もイメージトレーニングするべし!)
・大雑把だが、右手は前ブレーキとアクセル、右足は後ブレーキ、左手はクラッチ、左足はギア。
・バイクの前ブレーキは効きすぎて怖い。
・左右のハンドルを持ち、右ハンドルでブレーキをかけてから、バイクのスタンドを払う。
・バイクに跨る前に再度左右を確認する、バイクに跨る、右足はバーに乗せて足ブレーキをかける、左足は地面についてバイクを支える、手を使って左右のミラーを調整する、この時右のミラーを調整するため、右ブレーキは離しても良い。
・クラッチを握って、足ブレーキした状態でキーを回す(この状態ではエンジンはかからない)
・エンジンをかける(そして足ブレーキそのまま、右手ブレーキ握る)
・発進する前にウインカーを出し、左ミラー確認、左後方確認、右ミラー確認、右後方確認の4段階で確認。動作はわざとらしく大げさにやるぐらいが良い。
・右後方を安全確認して、右足をついて、左足で1速に入れる。右足を乗せて、左足でバイクを支える。
・右手はアクセルを持つ(ブレーキレバーに指をかけない)、クラッチは握りっぱなし
・右手アクセルをかる〜く回しつつ、左手クラッチを徐々に離してクラッチをつなぐと動きはじめる
・左足2速に入れる準備
・右手アクセルを戻して、クラッチを握り、2速に入れる。
・何度かスタートの練習をして、ぐるぐるコースへ入る。
・以上は家でも何度もイメトレする。
ぐるぐる周りながら、一本橋を何度もわたる。
途中からスラローム走行も入れる。これをひたすら繰り返す。
ギアを2速に入れる練習もする。
何度もエンストする。停止する時はギアを1速に戻す。クラッチをしっかり切る。
2回目
最初は50ccに乗って、一箇所をぐるぐる周って一本橋、スローラム走行の練習。
他のドライバーの方と場内をまったりと周りながら練習。
(後でわかった事だが、走っているコースを覚える必要がある、地図は受付けでもらえるので早めにもらっておこう!)
アクセルの遊びの感覚、半クラッチなどを練習。
ブレーキは足ブレーキと手ブレーキを同時にかけるのが基本だが、
低速域では足ブレーキをメインに使う。手を使うと効きすぎる。
途中から小型バイクに変更。スタートがセルスタートになる。
小型バイクとは言え、50ccとはエンジン音などまるで違う。
バイクに乗っている感覚があり楽しいぞ!
最後に急制動の説明だけ聞いて終わり。
・ギアチェンジの時はアクセルを戻してから、クラッチをしっかり切る、の流れ・・忘れないように
・エンジンタンクを内股でしっかり挟む癖をつける(人馬一体な感じ)
・一本橋は、1速でアクセルは軽〜く、クラッチは半クラッチ状態で・・フットブレーキで調節
・最後に練習終わる時は、ギアをニュートラルに入れて終わる(一速でもいい)
3回目
最初は小型二輪に乗って、一箇所をぐるぐる周って、一本橋、S字クランクを軽く。
その後、よく乗れている・・と言われて、ついに普通二輪に、
思っていたほど大きくは無い、エンジンのブルブルも静かだし、ウイーンと言った感じ(笑)
普通二輪のアクセルの遊びがほとんど無いのが気になる。
ギアチェンジする時にしっかりアクセルを戻す事と、エンジンタンクを股で挟む事などを意識して練習する。
またブレーキが手だったり足だったりチグハグなので、足ブレーキ、手ブレーキを意識して練習しようとするがよく失念する。小型二輪の時は問題なかったギアチェンジが上手く決まらないので、足元を目で見て確認するが
コツがよくわからない、コツがわかるまで粘り強くやる。S字クランクがどうも難しい。半クラッチをつないで低速でクリアするが、若干ふらつく。その後はぐるぐる周るコースで、スローラムと一本橋をやる。
教官についていって、急制動の練習をする、最初は遅めから・・何度かやってみて、40km出してやる。
ブレーキをかけるタイミングが早くなってしまう。教官に手前でブレーキをかけたら失格になりますか?と質問すると、失格にはならないが、やり直しになる・・と言われる。
何度かやってみて、上手くできて、教官に今のは良かったと言われた。
急制動は停止した後にエンストを起こしても減点にはならないらしい。
急制動でストップした後は、右足を地面について1速に落としても減点にはならないと知る(笑)
クラッチの使い方が下手なのか、力みがあるのかしらないが、やたら左手の握力が疲れる。
自分の練習もしつつ、他の生徒が教官に何を言われているかも盗み聞きすると勉強になる。
ウインカーの出し方などが下手なので意識しよう。
4回目
ひたすら練習するも、どうもうまく走れない。
CB400のアクセルの遊びがほとんど無くてふかしすぎる。
橋も落ちるし、全体的に絶不調?
5回目
CB400のアクセルが気になっていたが、今回はアクセルに遊びがあって
運転しやすかった。前のやつはハズレだったのか・・??
コース走った?と聞かれて、はい!と答えたが、コースとは太陽教習場内で
決められた順序でコースを走るのが『コース』である。
そんな説明は誰もしてくれなかったので、あらためてコースを走ってみるが、
2周ぐらいしてみて、ぜんぜん憶えられないので適当に走る(笑)
『太陽教習所コース図』は受付でもらう事が出来る
このコースを覚える事が太陽教習所においてはとても大切だ。
これがすべての始まりだ・・と先生が言う。
僕は内心「はよぅ、言ってくれよ・・、それなら先に覚えて来るのに・・」と
時間が無駄になった、と感じだ。
とりあえず、このコースを綺麗に走れれば、実際の試験でも、実際の路上でも
ちゃんと走る事ができる・・というプログラムなのだ。
(ただし実際のコースは太陽と全く同じではない、またS字や8の字コースは太陽には無いのが気になる(大丈夫なのか・・?(結論を言うと大丈夫!))
コース図をもらって帰り、走るコースを思い浮かべてウィンカーや左右の確認など復習し
次回に備える事にする。
6回目
ここが折り返し地点だと想う。
11回の教習で一通りマスター出来れば御の字であるが・・どうなるか、そんな気持ちで初める。一通りは走れるが、一本橋をたまに落ちたり、
スラロームがちょっとギクシャクしたり・・
コースを間違える。ウインカー出しっぱなしを注意される。
7・8回目
2回連続で練習する。
運転も少しはなれてきたかな?と言う気もする。
ウインカー出しっぱなしを注意される。
とりあえず、特定教習を受ける事になる。
試験場にもいっぺん行ってみたら?と言われる。
9回目
ひととおり、自分でコースを走れる様になったが・・
1本橋で1回落ちる。
クランクは1速がいいかもしれない・・
倒れそうになったらスピード出して乗り切る?
バイクは見ている方向に進む・・
ウインカー出しっぱなしが治らない。
こんなので試験場で受かるのだろうか・・と不安は大きい(笑)
1発合格は、まぁほぼありえないらしいので、
目標はちゃんとコースを周る・・にしよう・・
試験場の予約を入れる。
家に帰って、コース図を見て研究する。
特定講習
バイクは路上を走れないので、シュミレーターに乗って練習する。
シュミレーターの操作は実際のバイクとは操作感が大きく違うのでかなり難しく、何度か事故る(笑)若者は上手に乗っていたが、やはり事故る(笑)
ゲームが得意な人には楽勝みたいだ?
その後、バイク2人乗りのビデオを見る。
そして、最後はバイクに乗って教官の後をついて走り回る。
クランクでミスを連発する。
急制動50キロ、60キロをやるが、まぁやれるだけやるって感じ。
とりあえずクランクが下手すぎてヤバイ。
練習10回目、試験場1回目
朝早く太陽教習所へ行って1時間乗る、調子良い、これはいける!!と自信をつける(笑)
試験場に行き、手続き、わりと面倒くさい。
コースへ移動して、下見が出来るので、歩いてコースを見学する。
バイクで走ると狭く感じるのだが、歩くとかなり広いんだな・・と思う。
あちこち歩きまわって、コースの雰囲気を掴む。
実走は『コース2』すこぶる調子が悪い。アクセルをふかしすぎたり、ブレーキ操作が下手すぎて
ガッタンガッタンだし、コース間違いからの、クランクでパイロンに擦って失格。
見通しの悪い交差点まで走ってそこで試験終了。
あまりの下手さに凹む(笑)
練習11回目
試験場でダメダメだったので、クランクを念入りに練習。
ひたすら半クラッチの練習。
練習12回目
1回目の試験場から、次の試験まで3週間後になってしまった・・
(個人的に都合が悪いのと、GWなどが重なったため)
腕がこれ以上落ちるとヤバイので練習。
コースを一通り周る。がんばる。
練習13回目&試験場2回目
朝早く行って25分乗る、バリバリ乗れてる、自信を深め試験場へ。
実走、今日は『コース1』
クランクは無事通過も、坂道発進でエンスト。
あれ???何度やってもエンスト。
5〜6回エンストしたか?
原因はギアは1速へ落とし忘れ。
あー・・こりゃ不合格だ・・と失意の中つづける。
見通しの悪い交差点で一時停止、そこでもエンスト・・(笑)
原因は、ギア1速へ落とし忘れ(笑)
その後、順調に走り、交差点で赤信号で一旦停止再スタートで
またもやエンスト!!!原因は、ギアを1速に落とし忘れ(笑)
足がぜんぜん働いてない。
だが、しかし、なぜかコース全部周らせてもらった。
武士の情けか・・エンストした事以外はまぁとりあえず走れた。
最後に、乗車姿勢が悪い。肘が出過ぎてる、足がタンクからはなれてる。
足がギアの上に乗ってない、などのダメ出しを受ける。
練習14回目
もはや、習うより慣れろの世界だと感じる。
ひたすら練習あるのみ、運転の自信をつける事が大切だ。
コースをひたすら周る。ところどころ間違いはあるが
概ね良好な走り。太陽では上手く走れるのになぁ・・。
練習15回目
練習をしに行ったのだが、先生の教え方が悪い。
バイクは2人だったのだが、一緒に走ってる人の後ろをダラダラとついて行くだけ。
僕はもっと集中して練習したいのに、コースを覚える人になぜかつきあわされる。
不完全燃焼のまま終了。
まぁ、何もしないよりいいか。
練習16回目&試験3回め
朝から行って25分練習、スラロームがどうもギクシャク?
スラロームしていると、バイクから変な音がする。ガッコーン!!?
たぶん、太陽のバイクがボロいだけだと思う。
太陽のバイクは基本ボロいと思う。エンジンオイルのランプは点きっぱなしだし、
ウインカーが動作しないバイクもあった(笑)(これはその後修理)
クラッチは完全に伸び切ってるし、メンテはしてるんだろうけど、
バイクは60点ぐらいかも。
まぁ、それはいいとして、ほぼ完璧に乗れた気がした。
今日こそ合格したい!!と気合を入れて試験場へ。
試験場では『コース2』念入りにコースを下見。
もうコースは完全に頭に入っているが、間違えそうな所を重点的に
実際にバイクが走るような感じで脳内トレースしつつ下見。
実走では、若干運転がぎこちない所もあるが、無事に完走。
途中は常に「ウインカー・・ウインカー・・」と念仏のように唱えながら走る
停止する時は確実に1速に落とす事も忘れない。
スラロームがなんとなくぎこちなかったけど、
遅いか?と思ったがうまく通過できたみたいだ。
とりあえず、目標としていた完走が出来てご満悦の僕だった(笑)
試験が終わり、教官の所へ行く。
目があった瞬間に「合格!!」と言われた。
その後、何点かダメ出しをくらったので、
「合格?」じゃなくて「不合格?」だったのかな?と思って、
(聞き間違いかな?)と思って
試験官に「合格ですよね?」と聞くと
「不合格でもいいよ?」と言われたので
「いやいや!合格でお願いします!」と慌てて言った。
やっぱり合格だった。良かった!!!
ちなみにその日合格したのは10人ぐらい試験して2人だけだった。
と、言うわけで、合格しました。
先生たち
全体 どの先生も声が小さいので、何言ってるのかよくわからない事がある。
バイクの音もうるさいし、遠くから普通に会話してくるので聞き取れない事が多い(なんとなく雰囲気でわかる)ハンズフリーのマイク&スピーカーつけて欲しいと思った。
いろんな先生がいるが全員良い先生でした。
田村先生 いい先生
中山先生 いい先生
イケサキ先生 微妙に不機嫌?メリハリのある声、何の教習をしてるのか良くわからない事があった。後で(あー、そういう事か・・)とわかる(笑)
スラロームや一本橋ではしっかりとタイムを測ってくれる。
松本先生 微妙に不機嫌?ちょい厳しい、だが厳しいのは悪くはない、こっちも気が引き締まる。意味のわからない指示を出してくる事があったが、後で質問すると(あー、そういう事か・・)とわかる(笑)特に声が小さい。
土橋先生 下手な運転すると、苦笑いする先生(笑)厳しいような優しいような指導。でも話しをしてみるとわりと良い人(笑)
アドバイス
・家でイメージトレーニングをするべし。
・苦手に感じる事は先生に言ってそれを重点的に練習する事もできるぞ。
たとえば僕の場合はクランクが苦手だったので、1時間たっぷりとそればかりやらせてもらった事もあった。
・コース図をはやくもらう事、コース図は受付でもらえるぞ。コースを頭に叩き込む事が大切だ。そしてイメージトレーニングだ。
・教習所では歩いてコースを見学する事も出来る、だが歩くと広くてもバイクで走ると一瞬だ。この距離感覚の違いに最初はかなり戸惑う。でもそれは仕方ない事だと思う。
・試験ではメリハリをつけて走る事が大事だ、直線ではしっかり加速して曲がる時はちゃと減速して丁寧にコーナーをまわろう。
・練習あるのみ。訓練は不可能を可能にする。
・みんなの健闘を祈る!!