カヤック
2021年08月20日(金)
大村湾 漕査 第24レグ(大島海水浴場裏〜片山魚雷試験場)
2021年6月27日に漕いだ。
今日は大崎海水浴場の裏にある浜を利用しカヤックを出して大崎半島を周り、片山魚雷試射所跡へ向けて漕いだ。
バイクは海水浴場の駐車場へ停めて、海水浴場の入り口から道を挟んで向かい側にある使われていない駐車場と隣接する浜からカヤックを出す。
いつものごとくカヤックを組み立てて出発。
カヤックを組み立てている間、鶏の鳴き声がすごい、近くに孔雀園があるのだが、もしかしてこれはクジャクの鳴き声なのだろうか、ニワトリと鳴き声がそっくりだね?
カヤックに跨がって出発進行。
出艇場所近くの海は遠浅で海底は砂地。何かいるかな?と思って見るが魚の姿は相変わらず見えない。
左手に大崎半島を見ながら、岸から50mぐらいの所を漕いで進む。
途中は個人所有の小型船が見えてきて、釣りの邪魔にならないように巻いて進んでいると船主と目があう。
声には出さないがニッコリ笑って頭を下げ合う。
漕いでゆくのだが、最初は砂地など上陸できそうな所も多かったのが、進むにつれてそういう場所はなくなり、海岸線が岩だらけになってくる。
漕ぎながら海底を覗くと海水の透明度もそこそこ高い、底までは見えないのだが、4〜5mはありそうな大きな岩がゴロゴロと沈んでいる。岩の影になにか魚が隠れているような気もする。
島の斜面と岩の海岸線が続き、これは淡々と漕ぐしかない。
よさげな場所を見つけたらルアーを投げてみるが反応が無い。目に見える魚はいない。
半島南端を周ってゆくと、やがて正面に今日の目標地点が見えてくる。
『魚雷発射試験場跡』だ。
次に左手に東屋が見えてきてその先に上陸できそうな砂浜があったので上陸していると、海に浮かんでいる漁船から声をかけられる。「〜君?」どうやらまた誰かと間違われているようだが、いまいち何を言っているのかわからない。
違うよという意味を込めて、手でバツマークをつくって見せると、漁船から出ていた顔が引っ込んだ。
上陸地点の偵察を終えて船を出して漁船に近づき挨拶をすると「ごめんね、人違い!」と言われる。
「大丈夫ですよ、こちらこそすぐにお返事できず、ごめんなさい。よく聞こえなかったので・・」と返した。
ついでにおじさんに釣り場の情報などを教えてもらう。
その後はそのまま、大崎一般キャンプ場の砂浜へ上陸。
ここはキャンプ場の敷地内のためカヤックの出艇場所としては使えないだろう。
またジェットスキーなどでの上陸は遠慮して欲しいとの事だった。「など」の中にカヤックは入ってるのだろうか、でもカヤックはとても平和な乗り物だと思うのできっと大丈夫じゃないかな。
キャンプ場から出て進む、近くの岸に穴があったので見て回る。
大崎半島の東を漕いでいると、海の上に鳥居が見えてきた。これが『海神々社(海神神社)』だ。
江戸時代筑前藩主黒田公が、大村藩を渡っている時、激しい風雨に遭い、竜神に安全を祈って事なきを得たことから、この場所に八大竜王を祀った
川棚町教育委員会
ちなみにこちらの海神神社だが、干潮時に岸伝いに歩いて来る事もできるそう。
もうすぐで魚雷発射試験場だが、ちょっと手間で上陸できそうな小さいスロープがあったので上陸してみた。
ここもカヤックの出艇場所として使えない事も無いかな?と思ったがこの先のもっと大きいスロープから出した方が良さそう。
魚雷発射試験場跡地を観光するのも良い。
ここは、1918年(大正7年)に開設され、製造された魚雷の発射試験が行われていた場所だ。
魚雷の最終試験や、調整を行っていたとされている。
ここで合格となった魚雷のみ、佐世保鎮守府へ送られていたそうだ。
今日はここまで、この後は出艇場所まで戻った。
戻りながら竿を出してみたけど何も釣れないね。
というわけで今日も順調に漕査を終える事ができた。
さあ、どんどん行こう。