カヤック

2019年06月27日(木)

カヤックから手釣りだ

延べ竿を購入して釣りを始めたばかりの僕だが、 実際に竿をふってみると、当たり前というか、いまさらではあるが、延べ竿は長い。5m以上ある。

この長さはカヤックで使うには取り回しが悪く使いにくいとう事に気がついた。一言で言うと『想像力の欠如』である。

そこでカヤックの上から快適に魚を釣るにはどうしたらいいかを、ぼんやりと考えていたのだが、ちゃんとしたリール竿の事は軽く頭をかすめるだけで、すぐに却下された。というのが、探検家・関野吉晴のグレートジャーニーの映画『縄文号とパクール号の航海』を観たときマンダール人の漁師が船の上から手釣りで巨大な魚を釣り上げていたのを思い出していたからだ。

マンダール人は魚を焼いて食べないらしい。

特別な道具も使わない、船の上から、糸と針だけで巧みに大きな魚を釣り上げ、棒で頭を叩いて昏倒させ、魚を豪快にぶつ切りにして鍋で適当に煮込んで食べていた(あまり美味しくなさそうだったが)

これだ・・俺がやるべき釣りはこれなんだ・・と頭の中がパッと明るくなる。
これなら装備も最低限で良さそうだし、狭いカヤックの上でも比較的簡単に釣りが出来るのでは?と考えたからだ。

そして、そういえば手釣りのための道具が釣具店にあったな・・と思い出し諫早までバイクを走らせて道具を買ってきたのだ。

マンダール人は糸と針だけだったが、少しでも釣りやすくなるのならそれを補助してくれる道具があれば尚良いだろう。

手釣りをするために買ってきた漁具だが、知識がないので適当だ。

購入したのは、『カップリール』という道具で、これは文字通りリールなのだが、手繰り寄せて糸を巻き取ったり、引っ張られる事で糸を繰り出したり、それを補助するための道具だ。

魚がかかった場合は逃げる魚に対してカップリールから糸が繰り出される時に生じる抵抗と、繰り出される糸を握る手とで抵抗を調整し魚を疲れさせる。

魚が逃げ疲れた所で、手で糸をカップリールに巻いてゆき魚を手元へ寄せる。逃げる魚とたぐりよせる人間との、手に汗握る戦いが繰り広げられるだろう(やった事が無いので妄想だが)

それと良くわからないのだが道糸も買ってきた。カップリールに道糸を接続し、その先に浮きと糸をつけるのだ。この道糸が100mもあるのだが、扱いに慣れてないのでからみまくって100mの内75mがスパゲッティー状態になり、直ちに廃棄処分となった事を付け加えておきたい。この道糸も1800円ぐらいしたので、かるくショックを受けたのだが、心を無にする事でのりきった。

カップリールはプラスチック製で、製造過程で生じるバリがあるので、水ヤスリで滑らかにする。

これならカヤックの上からでも簡単に浮きを流す事ができるだろう。道糸もナイロンの釣り糸も太めを選択した。容易には切れまい。さあ、食らいついてこい!!!

ちなみに前に買った、釣り竿であるが、海に行って帰ってきたら無くなっていた。

どこかで落としてしまったようだ。

というわけで、まったく同じものをもう1本購入したのだった。
今度から無くさないようにしたい(笑)

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