カヤック

2021年10月31日(日)

大村湾 漕査 第29レグ(八幡〜森園公園)

2021年10月3日に漕ぐ。
これまで約3年の間、大村湾漕査と題して大村湾を一周しながら海岸線の様子を調べてきた。
大村湾のどこで遊べばいいのか、どこから船が出せるのか?などの情報がネット上で見られなかったため、このようなまわりくどい事をやってきたのだが、今日この小さな旅も一つの区切りを迎える。

地図は拡大可能。

今日の出艇場所は八幡突堤の北にある小さな港から、この場所はカヤックを組み立てる十分なスペースもあるため、カヤック遊びには丁度良い場所である。

気持ち良い朝。
目の前の海。
船を出す。
漕ぎ出す、今日も穏やかな大村湾だ。
八幡突堤へ向かう、堤防の上には釣り人の姿もチラホラ見られる。
八幡突堤の堤防を通過する。いつも釣りをしている場所を海から見るのも不思議な感覚だ。

この後だが左側は自衛隊の基地が続く、別に写真撮影をしても悪い事は無いと思うのだが、なんとなく気が引けるためこの区間はほとんど写真撮影をしていない。途中は訓練中の自衛隊員などの姿も見られたし、自衛隊が利用している小さな波止などもあった、軍都としても栄えた大村市らしい風景とも言えるだろう。

箕島大橋、長崎空港がはっきりと見えてくる。

釣りを楽しみながら漕いでいるのだが、海岸線に近い位置に海上自衛隊のヘリ発着場があるらしく、爆音を轟かせながらホバリングをしていた、腹に響いてくるような迫力のある音だ。かなり長い間低空で待機した後、佐世保方面へ飛んでいった。
他の漁船もいたので、特にこの海域で遊ぶ事が悪いと言う事も無いとは思う。

白い機体の哨戒ヘリコプターSH-60K、写真では小さく見えるが、実際には目の前でホバリングをしている感覚だった。

ただこの付近の海域は海上滑走路としての機能もあるので、その範囲内にはカヤックのような遅い船では侵入しない方が良いのかも知れない。領域はヨットチャートに記載があり、海上には巨大なブイが浮いているが、おそらくはそれが海上滑走路の目印なのでは無いか?と思う。

箕島大橋とその奥に臼島。
箕島大橋と長崎空港。

この辺りから突然波が大きくなってくる。
特に風が強いわけでも無かったが。

大村海岸へ到着。
上陸して休む。

これで大村湾を1周した事になるわけだけど、これと言って特に感動などあるはずもなく。
だけども幽かな喜びはあった。

波が強いな。

この後は途中釣った魚を血抜きしてから、出艇場所である八幡へ戻った。

ちなみにこの日はスマホアプリのJM-Watcher2をインストールしてきたので使ってみた。
このアプリは自分の位置を他船に知らせる機能を持つ。設定した範囲内に他船が入ると船の接近を警告してくれるそうだ。
カヤック愛好家や、AIS装置を搭載していない小型船の船長さんは導入してみてはどうだろうか。

AIS(Automatic Identification System:船舶自動識別装置)とは、一般にエーアイエスと呼ばれ、洋上を航行する船舶同士が、航行情報を相互に交換するための装置

前方に遠ざかってゆくAIS船が確認できる。
遠ざかってゆく船はこのように見えている。

この日はチヌが良くつれて4尾ほどあがった、一番大きいのは48cmほどあった。
八幡へついた後はカヤックを分解して家へ帰る。

とりあえずこれでカヤックによる大村湾漕査は終了だ。実際に漕いでみる事で陸上からはわからなかった大村湾の海岸線の様子がよく理解できたので良かったと思う。これまでに得た知見を基に来年からは大村湾の島々を巡って遊んでみたい。
僕の漕遊はこれからもっと面白くなるだろう。

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