カヤック
2020年09月06日(日)
大村湾 漕査 第16レグ(亀浦港〜宮浦港)
2020年8月16日に漕ぐ。
この日は恵美須鼻の漁村(亀浦港と呼ぶ事にする)から漕ぎ始めて、西彼町宮浦郷の宮浦港のスロープへと辿り着いた。
天気予報を見ると『熱中症注意』と言う事で、朝めいっぱい早起きをして出艇場所へ向かった。なるべく早く海へ出て、できるだけ早い内に戻ってこようという計画である。
今日は西彼町亀浦郷の亀浦会館の前から船を出す。会館にはお手洗いもあり、近くには商店もあるためカヤックの出艇場所として使いやすい。
丁度船を出そうと思っていた場所に、精霊流しの船があったのだが、地元の人が朝早くやってきて船を回収していた。精霊流しの船には沢山の家名が書かれており、合同で船を出している様子だった。
出発の準備が整ったので早速漕ぎ始める。
今日は凪で静かな海だ。
早朝の静かな海に左右のパドルを交互に刺しながら進む、優しい風も吹いてきて実に気持ちが良い。
船は何の抵抗も無いまま、スルスルと思うように進む。
実にスムーズ。
亀浦郷の湾を出ると、遠くに山が見える、対岸の東彼杵町から大村市のあたりだろうか。
正面から太陽の光が射し、遠くの山は霞んで見える。
朝の大村湾、ほんとうに気持ち良い。
名前の無い無人島だけど、浜があったので上陸してみた。
無人島を後にする。
しばらく漕いでいると、正面にイゲ島が見えてきて、その右奥に『針尾無線塔』と、その左側に『西海橋』が見えていた。
海中を見ていると、アジ?の群れが泳いでゆく、透明度がそんなに高くない大村湾なので、群れの姿は霞んで見え、あっといういう間に見えなくなる。
なんだか幻を見ているようだ。
砂浜に上陸すると、すぐそこに階段があり、上の道路に出ることが出来る。
潮位次第ということで地図上には『条件付き出撃可能』とプロットしておいた。
上陸してみたのだが、私有地?っぽい場所でちょっと使いにくいと感じた。
また、海から突然現れた男を見て、近所の人から訝しい目で見られる。
特別悪いことはしてないと思うのだが、なんとなく居心地の悪さを感じる。
その後、本日の折返し地底である『宮浦港』へと入ってゆく。
港内ではエギングをしている人などがいたので、気をつかって漕ぐ。
宮浦港もカヤック遊びでは比較的使いやすい場所だと思う。
まずスロープの目の前に酒店があり、自販機があるため水の調達が容易だ。
こちらの会館ではお手洗いを使えなそう。
次回はここから出発する事にして、折返して出艇場所へ戻った。
宮浦湾を漕いでいると、60〜70cmぐらいの魚が5〜6匹泳いできて、カヤック下に消えた。「ぬおっ!」と思わず変な声が出てしまった。
何の魚だろうか、シーバスかなぁ・・(?)
帰りながら手釣りをしてみたのだが、エソしか釣れない。
ひっくり返っていたので(ように見えた)死んでいるのかもしれない。
また海底を良くみると大きい貝が海底に突き刺さっている。
タイラギ(タイラガイ)かも知れない。
うだるような暑さで、アルミフレームも熱を持ってそうだったが、思ったほど熱くは無かった。
後片付けをして丁寧にパッキングして帰る。
ここでいい加減にパッキングすると、荷崩れを起こして余計に面倒な事になるので丁寧にやる。
この後、バイクで走って帰ったが、途中で自販機をみつけて、スポーツドリンクを買いその場で一気飲みほした。