カヤック
2021年05月12日(水)
大村湾 漕査 第18レグ後編(大串湾)
2021年5月9日に漕ぐ。
本日から3年目になる大村湾漕査を始めたいと思う。
今日は西海市西彼杵町の大串郷の小さな港から漕いで長崎オランダ村近くで折り返してきた。
※大串湾は長崎県西部,大村湾北西部の支湾。西海市に属する。南方の長崎市の形上湾とともに真珠養殖が盛ん。リアス海岸で出入りが多く,湾内には前ノ島,竹ノ島,三島 (みつしま) など多くの島があり,風光がよい。湾岸には大村氏に関する旧跡が多く,第2次世界大戦前まで採掘された大串金山の跡もある。大村湾県立自然公園に属する。

朝早く出発しバイクで大串郷の“横裏”にある小さな港へやってきた。
ちょうど良い具合にバイクが停められそうなスペースもあり、カヤックを組み立てていた。
そうしていると、スロープのすぐ近くの家から年輩の男性が出てきたので、お話しをしながらカヤックを組み立てる。船の構造にも興味を持たれていたようだけど、それ以上にこんな趣味もあるんだね?と言っておられた。海の近くに住んでいてもカヤックは見かけた事が無いと言っていた。



船に跨ってパドルで岸を突いて離岸した。
おじさんの「行ってらっしゃい」が何となく小恥ずかしい。「行って来ます」と言って漕ぐ、振り向きもせず一直線に港から出た。

港を出たところで、左手に小さいナブラが見えた。(※ナブラとは大型の魚に小型の魚が追われて逃げ惑い水面近くに浮上して海面がざわつく事)見ていると、ぬめっとした動きの大きなものが2度ほど見えた。一瞬スナメリかな?と思ったが、エイかもしれない。写真を撮影しようと思ったが間に合わない。

海岸線を観察しながらの船旅だが、ボーっとしているとあまり手が動いてないことが多いので、意識して速めに漕ぐようにして先を急いだ。


時々魚が水面に跳ねている。アジかなあ?サバかなあ?
魚が跳ねると気になって途中何度か止まって竿を出してみるが無反応。





緑色と枯れた茶色が不思議と綺麗に感じる。






車輪梅というだけあってその花は梅に似ているが、葉には光沢があって梅とは大きく異なっている。この低木は潮風にも強いためこのような場所でも咲く事ができる。

今回の区間ではあまり上陸できる場所が見つからなかったが、途中一箇所だけ上陸可能な場所があった。
ちなみにここから南へ進めば200m無いところにコンビニがある。地図には“ギリギリ上陸可能”と記載した。







そして今回の折返し地点である『湾内スロー』の文字が見えてくる。

今回の漕査はここで終わりだ。思ったより時間が余ったので釣りでもしながら出艇場所へ戻る事とした。


これでこの日の漕査は終了。今年も積極的にカヤックを漕いで遊びたいと思っている。西海橋のある針尾瀬戸の横断や支湾の江上湾、そして大崎半島を目指す、そして順調に進めば大村湾の漕査は今年中に終わるはずだ。
なんとなく今年は梅雨入りが早い気もするが、すべては天気任せである。