カヤック
2018年07月29日(日)
諫早市の無人島、竹島へ(2)
竹島の洞穴の中はどうなっているんだろう。
一度気になると確かめずにはいられない質。
パドルをそっと水面に刺し、ゆっくりと動かして、そろそろと近づく。
潮の流れはあまり感じない。漕ぎすぎて思わず進みすぎる。
カヤックを岩にぶつけないように、慎重な操船が必要だ。
パドルをちょんちょん・・と水面に入れて、動きを止める。
忙しいぞ。
洞穴の奥を見ると奥行きは10m以上はありそう?
僕のカヤックはすっぽりと入ってしまいそう。
外から穴の中をよく見る。
周辺を良くみて観察する。いろんな石が壁に埋まっていて面白い。
まるでボルダリングのウォールのようだ。
洞穴の奥を見ると内部に光が差し込んでいる。
奥の方は天の部分に穴があるのだろう。
洞穴内部には2ヶ所侵入口がある、右側が大きいのでそちらへ入る事に決めた。
進みながら、洞穴の壁を見る。バスケットボールぐらいある岩がごろごろしている。この石が落ちてきたら僕の華奢なフォールディングカヤックはひとたまりもなく沈没するだろう。
ちなみにこのあたりは海底まで1mぐらい。
洞穴の壁を見るとフナムシが元気よく走り回っている。
右側の壁の一部に穴が空いており、向こう側まで一直線に貫通していた。
地質的に海水に溶けやすい部分が抜けて穴が空いたのかもしれない。
洞穴の奥まで10m以上はあったと思う。
水深も急に浅くなった。
洞穴の内部の岸に静かに波が打ち寄せ、かすかに音を立てている。
右上に大穴が空いて緑が見えていた。
この崖もそんなに高くはなく、登ろうと思えば登れそうだが、そんな面倒な事はしない。
左手を見ると、こちらも縦に割れており、向こう側が見える。
洞穴を外側から見た時に上から光が刺し込んでいるように見えたのは、この割れ目の光だった。
この洞穴の奥には全長430cmのアルピナ2がギリギリ回転できるスペースがあった。慎重にパドルを操作して、ゆっくりと回転する。
あまり長時間いる様な所では無い気がしたので、
そうそうに立ち去る事にした。
竹島の洞穴の内部を見る事が出来て良かった。
ここからは時計回りに竹島を回り、そのまま鹿島を偵察してみようと思う。
ワクワクが止まらないぞ。
続きます。