カヤック

2018年11月09日(金)

カヤックで南九十九島、情報収集。

僕のカヤック、アルピナ2 430EXは本格的な冒険(エクスペディション)には対応しない。
基本的にはレクリエイションや、ファミリーで楽しく、静かな湖や川を下って遊ぶためのカヤックだからだ。

将来的にはより本格的なリジット艇や、それに匹敵するような戦闘力の高いファルトボートを購入する事になるが、
まずはこのアルピナ2を駆使して、波静かな大村湾や南九十九島で遊びたいと思っているのだ。

ちなみにより本格的なカヤックを購入したとしても、アルピナ2が無用になる事は無い。気軽にいろんな場所へ持ち歩いてカヤックを浮かべる事が出来るし、貴重な艇で、長く付き合いたいと思っている。

美しい九十九島、こんな場所で遊んで楽しくないわけがない。

さて、実は2度ほど佐世保に出かけてみて、南九十九島でシーカヤックをするための情報収集を行なってきた。
今現在、自分にわかる範囲の事をここに書いておきたいと思う。
情報の信憑性や確度については責任は負いかねる、またこの情報は2018年現在のものである事も忘れないでおいてほしい。これから長崎県でカヤックで遊んでみたいと思っている人のためにはなるかもしれない。

九十九島はある意味において、日本のシーカヤック文化の中心的な位置になるらしい、
というのは日本においてシーカヤックが遊ばれはじめたのがこの海域になるのだそうだ。
特に南九十九島周辺ではカヤックで遊ぶ人も多いらしく、そういうわけで、佐世保市も自治体をあげてシーカヤック文化の後押しをしていると聞いていた。
そんなわけで佐世保市の観光協会に行けば多くの情報が得られるかと思ったのだが、期待ほどは無かった。

ただ観光協会の人に佐世保市内にあるシーカヤックに詳しいアウトドアショップ『フリーダム』があると教えてもらったので、さっそく訪ねて話しを伺った。

outdoorshopフリーダム
https://www.freedom99.jp

outdoorshopフリーダムは佐世保市の元町にある小さなアウトドアショップだ。狭いスペースだが、登山やハイキングで使える各種ギア、ウェアなど充実している。この店でたいていのものは揃いそうだが肝心のカヤックはカタログなどが置いてあるだけですこし頼りない、注文して購入出来るそうだ。

ここで得た知見として、佐世保市内における、シーカヤックを出撃させる主な場所は、『白浜海水浴場』と『鹿子前海水浴場』の2ヶ所があることがわかった。

シーカヤックで出撃可能という『白浜海水浴場』と『鹿子前海水浴場』

『鹿子前海水浴場』からは30分に1本九十九島の遊覧船が出ているので、航路上を横断するさいには、邪魔にならないように気をくばる事、できるかぎり航路の上を跨がないように海岸線沿いを漕ぎ進む事、航路上を横断する場合には船が走っていない事をよく確認した上で速やかに横断して向かい側の海岸線へ渡る事が大切。

また佐世保市はシーカヤックのローカルルールを策定しており、その小冊子も用意されている。小冊子は『西海国立公園 九十九島ビジターセンター』でもらう事ができるはず。もしくはネットで閲覧可能。

『西海国立公園 九十九島 マナーガイド』
https://www.kujukushima-visitorcenter.jp/manners/kujukushima-manner-guide.pdf

小冊子をペラペラと捲ってみたが、ここに書かれている事は、おそらくほとんど全国の海で通用する事だと思うし、九十九島で遊ぶ前には目を通しておきたい。

(それにしてもこの冊子はあれはするな、これはするなとばかりしか書いてないのだ。まぁ書いてある事は当たり前の事なのかも知れないが、あけっぴろげに言うと僕はこうルールは大嫌いだ、長与町の二島のように、「おう!常識の範囲で勝手に遊んでくれ、でも何があっても町は知らないからな!あとはよろしく!」ぐらいのおおらかさが好きだし、これぞ大人の遊びの場であると思う。私は長与町が大好きになったし、拍手喝采なのである。と言うわけでみんな九十九島もいいけど、長与町の海でがんがん遊んで長与町にすこしでもお金を落としてやってほしい。というのが私の個人的な願いである。)

その他、九十九島でシーカヤックでキャンプ可能な島は、『牧の島』と『鳥の巣島』の潮間帯。なのでキャンプをする前に潮の満ち引きを予め調べておく必要がある。そうしないと、キャンプしようと意気込んで行ってみたは良いものの、テントを張るべき潮間帯が出現していなかったり、テントを張ったは良いものの潮が満ちてきて流されたりする事もあるのかもしれない(危険だ)

また、キャンプが禁止なのは『金重島』で、この島は私有地らしいのだが、潮間帯は土地としては認められないので、私有地だから潮間帯でキャンプしてはいけない・・という理由はよくわからない。実際には潮間帯などは関係がなく、単純にキャンプできる島とできない島があると言う事なのかもしれない。また浜辺などに貴重な生物などがいるのかもしれない。とりあえずお店の店員さんが駄目だと言っていたので素直に従おうと思う。

実はまだ『白浜海水浴場』と『鹿子前海水浴場』にも行った事が無いので、これは折を見て訪ねてみたいと思う。また九十九島ビジターセンターも訪ねたいと思う。

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