カヤック

2023年05月11日(木)

大村湾 前ノ島(前ノ島、竹島周遊)

この日は西海市に属する大村湾の前ノ島と竹島周辺を巡ってきた。
この周辺には他にも三島、勘兵島などもありちょっとした多島群を構成している。

ちなみに前ノ島一帯は大手ジュエリーブランドである田崎真珠の発祥の地でもある。
一時期は無人島と化したが、噂ではあるが今は1世帯、住人もいるらしい。
現在でも島の周辺では牡蠣の養殖も営まれているという。

前ノ島の位置、長崎県西彼町大串郷。
拡大可能です。

前ノ島をGoogle Mapsで見たい方はこちら。
https://goo.gl/maps/s3fyXAo1D8FeENYX7?coh=178571&entry=tt


出艇場所到着後、いつもの近所の男性に話しかけられたため出艇風景の写真を取りそこねてしまった。
この男性、私は何度も会っているのだが、僕の事はまったく覚えてないらしい、しかしカヤックを組み立ててるのは僕ぐらいしかいないと思うのだが・・まあいっか。

また写真もたくさん撮影してきたのだが、有人島のためどこまでブログ上に掲載して良いのか判断しかねる部分もあるため掲載数は控え目となっている。

さあ出艇後、前島の北側から接近して反時計回りに見て周る計画で進めてゆく。

前ノ島へ向かう。目の前に見えている大きく膨らんだ島は三島である。
今日も凪な大村湾は湖のようだ。
前ノ島の北側の岸の様子。

まずは前ノ島の北側から接近してゆく。
前ノ島の面積は0.03k㎡、これは野球場の約1/3程度の面積に相当する。

露岩が見えてくる。
進んでゆくと岸にコンクリートの土台が見えてきた。

ここで最初の集落?を見る、陸では建物と朽ちたバスがとまっていた。
一見すると廃墟のようにも見えるが、どことなく人に使われているような雰囲気もある。

海の上から写真を撮っていると後ろから船が近づいてきた、そのまま船は島へ進んでゆく。
目があったのでペコリと頭を下げると相手も応じてくれた。
そのまま見ていると前島の岸に接岸して上陸されていた。
どうやらお仕事のようである。近寄って話しを聞いてみたいと思ったが・・とりあえずやめておくか。

その後もパドルを漕いで反時計周りに進む。

島の西側にある建物たち、作業小屋のようだ、朽ちたバスも見られる、まだ仕事で使われているらしい。
放置された漁具。
このような遺構も見られた。
柿の木に実が成っている。
こういう場所は漁具、網などを広げて修繕したりする時に使うスペースだと思うが、違うかもしれん。
筏と小舟、煩雑としているため、使われているのか放置されているのか判断がつかない。
前ノ島の南西ぐらいの場所。
漁具
島の南側、右に見えているのは竹島。
前ノ島の岩

日本シームレス地質図によれば、この周辺の地質は『三波川変成岩類(m9/高圧型)』(さんばがわへんせいがんるい)という事らしい、約1億2000万年前〜6000万年前に地下深くの強い圧力で形成された三波川変成岩類との事だ。

簡単に言うと三波川変成岩類は元々は火山岩や堆積岩などの別の種類の岩石だったものが、地下深くで高温・高圧の環境下で長期間にわたって変化したものらしい。その結果として、新しい結晶が形成されたり、元の岩石が変形して褶曲(ふっきょく)することで、新しい岩石が作られるのだと言う。

ちなみにこの地質はこの島に限った事ではなく、西彼杵半島の大部分がこれのようである。

集落が見えてくる。

前ノ島の南端を回ってゆくと建物が見えてくる。
建てられたばかりのような綺麗な建物もある。

人の生活もあるので写真掲載は少な目です。

左手の比較的綺麗な建物は、田崎真珠が所有している建物らしい、なにやら記念館的な建物なんだとか?
その他、1世帯と言われる島唯一の住人が住んでいると思われる建物もこちらにある。
島に上陸してみたい気持ちもあるが、いきなり知らない男が上がってくるのも島民からすれば怖いと思うので考えようである。よくわからないが酒でも持って仲良くなりに来た風を装って・・いや余計怪しいな。

集落を抜けて島の北側まで来た。

と、いうわけで前ノ島をさくっと周ってみた。
正直ワタシには有人島探索はとてもハードルが高い。

Copyright © 2021 趣味に生きる All rights reserved.
Who this blog is written by is being withheld.