カヤック

2022年08月06日(土)

大村市、横島(鳥島)で三角点を見る(1)

大村湾の北部、江上浦の出入口。その冲にある無人島が『横島(鳥島)』だ。

佐世保市に属する島で、海軍水雷隊の所在地であったと言う歴史も持つ島だ。今日はこの島を周って釣りも楽しんできた。

gpsの航跡は拡大可能
『横島』の位置、大村湾の北部。
江上浦の出入口にある島で、ハウステンボスが近い。

スタートは佐世保市宮津町のスロープから船を出す。午後から風も強くなりそうで、その前に帰って来たいと思っていた。

ちなみにこの裏に砂浜があるのだが、今回は何故か立ち入り禁止になっていた。こういうものを見ると少し残念な気持ちになる。

※この場所は私有地のため車両の駐車等が禁止されているらしい、半島の護岸およびスロープが私物とは思えないのだがトラブルを避けるため、また地元住民感情に配慮し、この場所を利用したカヤック遊びは控えておいた方が良いだろう。私も今後この場所を使って船を出す事はやめたいと思う、また豊かな大村湾をより魅力的な場所にするためにはこういう場所は少ない方が良いとも思う。海は長崎県の重要な資源であり、海で自由に遊べる環境が整備されていた方が良い。何か理由があるのだとは思うが関係者の再考や働きかけをお願いしたい。(2023/5)

さあ、行こうか。

カヤックを押し漕ぎ始める。顔をあげるとすぐ目の前に『横島』が見えている。予報では午後から風が強くなりそうだったが、この時点でそれなりに風が出てきている。

左が目指す横島、右は島に見えないが『大島』大島へは橋で渡る事ができる。
戸尺鼻の岩礁。

横島へ向かう途中は『戸尺鼻』の岩礁群へ寄り道して竿を出すが全く反応が無い。適当に諦めて横島へ船首を向ける。

横島。

横島は森に覆われた大きい島と、岩が剥き出しになった小島が合わさった形をしている。

横島。
こちらから見て左側に岩の小島。あの上に三角点があるらしい。

あの岩の上には三角点もあるらしい。見れるものなら見てみたいと思っていた。
Google earthなどでみると三角点のある岩場は島とは独立した小島のようになっているようにも見える。もしかしたら岩登りの必要もあるのかな?と思っていた。

岩が露わになっている。木も生えている。
横島の大きい方の島、浜があるようだ。
横島の近くの海上に見られた黄色の棒。大村湾で見られるこの種の棒としてはかなり大きい。
岩をじっくりと観察。
こっち側は比較的傾斜が緩やかである。
岩を回り込んできた(岩の南側)大きい島とは完全に分離されていて独立した小島であることがわかる。(写真を拡大するとわかりやすい)全体的に登坂は難しくは無いが、滑り落ちると痛そうという印象をもった。
ごっつごつ。
ちょっと上陸して岩を偵察。
あの岩。

まずは島を軽く一周しようと思っていたのだが、つい我慢出来ずに上陸してしまった。

軽く偵察後、やはり、とりあえず島を一周しようと思い船へ跨り漕ぐ。海岸を観察しながら進むが、岩場に謎の石柱が立てられている。それが何箇所もあるのが気になった。

戸尺鼻でも見られたが、岩に石柱が建てられている。
あちこちで見られる。誰が何の目的で?
印象に残った大岩。
ここで初めて石垣を見る。
この浜でも上陸。場所は島の南西側。
上陸した所。
上陸地点を逆から撮影したところ。

上陸地点はキャンプでも出来そうな牧歌的?な雰囲気がある(気のせいかもしれん)

ちょっと歩くと赤レンガで作られた何かがあった。やけに黒い溶岩のようなものに埋もれていて不思議だ、なにがどうなったらこうなるのか?まったくわからない。

赤レンガの遺構、この黒い溶岩のような物は何?アスファルト?

近くの浜の岩もすこし妙。

地面の様子。
良くはわからないけど、噴火に由来しそうな雰囲気を醸しているのだが・・・?

横島はその昔、海軍の水雷隊の施設もあったと言う、それらと何か関係あるのだろうか??何かわかれば追記するなりしたい。

※ちなみに水雷とは、魚雷・機雷・爆雷などの総称である。全て水中で爆発すると言う特徴をもつ。

その後、上陸地点地点でみた花を撮影し・・

ハマナデシコ
何故かグラジオラスが咲いている横島である。グラジオラスの自生種は日本には存在しないため、鑑賞目的で持ち込まれたのかも?

この後離岸し、再度漕ぎ出す。

他の場所では島では数少ない桟橋の遺構もあった。
浜らしきものも見る、浜に見えるが急に水深が深くなっている様にも見えた。
こう言う岩の表情を見るのも個人的な楽しみだ。

と、こんな具合で島を一周。予想していた以上に遺構があって楽しい島だな、という印象をもった。

これからあの岩に登りたいのだが、隣の岩から飛び移るのは無理っぽい。
再度上陸。

じっくり観察して判断するとしよう。

時間はたっぷりあるのだからね。

Copyright © 2021 趣味に生きる All rights reserved.
Who this blog is written by is being withheld.