カヤック
2023年11月14日(火)
大村湾 西海市西彼町 堂島
この日の目標は大村湾の無人島『堂島』。
西海市西彼町八木原郷に属している無人島である。
まずは堂島の位置。
堂という名前がつく山は大抵過去にお堂がある過去を持っている事が多いのではないか?
そういう意味では堂島もかつてそういうものが建っていた時代があるのでは?と想像するが、そういう文献を見たわけでは無い。なにか遺構のようなものが見られれば良いと思い出発した。
船を出すのは、毎度おなじみ、大串郷の階段状スロープ。
この場所はちょっとした駐車スペースもあるし、近所の人の目も優しいためカヤックで游びやすい場所である。
また近くにはガソリンスタンドがあり、ガソリンを入れるついでにお手洗いを使わせてもらえるので便利だ。
釣りをしながら向かうのだが、こう言っては何だがこの周辺でまともな魚が釣れた記憶が無い。
自分の釣りの腕が悪いのは十分承知しているが、それでも何度もやっていれば少しぐらいは釣れて良さそうなものだが、この周辺はおもしろいぐらい釣れないのだ、あまり魚が周って来ないのだろうか?
ちなみに『堂島』であるがシマダスには辛うじて記載はあるのだが、ほとんど名前だけの紹介に留まる。
情報としては面積が0.01km²という事らしい。
僕がアプリ等を使って簡単に測ったところでは面積は最大でも5785m²、1750坪、0.579ヘクタールとなった。
この島も周囲は棚になっており海底が良く見える。
まずは島に近づいて周囲を周り外側から観察した。
周囲を回ってゆくと、島の北側にコンクリートの土台が見えてきて、何か装置のようなものが見られた。
土台は2つあり、鉄の棒のようなものもが立っている。
これは上陸した後にじっくり見てみる事にしよう。
上陸地点は島の南西、大きい浜があり上陸し易い場所だ。
カヤックを陸にあげた後に浜を観察すると沢山の漁具が漂着している。
また浜には折れた石柱が倒れている。何の遺構だろう?
これを見ただけでは何の柱なのかよくわからない。石灯籠、電信柱、鳥居などが考えられるが、よくわからない。ちなみにシマダスでは隣にある千鳥島の南に石灯籠があると記されているが確認出来なかったので、同島のものと混同している可能性はあるだろうか?などと勝手に考えてみたりもするが推測の域である。
また他にも興味深いものがあり、ハシゴのような対になった棒が浜から海底に向かって倒れている。
これが浜に3ケ所程ある。最初は梯子かと思ったのだが、それにしては横棒の間隔が開きすぎている。何に使われているものなのかよくわからない。
さて、先程海上から見えていた謎の遺構を見に行ってみようと思う。
ここからは浜を伝わって移動するのだが、頭上の木が若干低いため頭をぶつけないように歩く。
途中、変なものが転がっていた。
後でわかるのだが、元々はこの先で見る土台の上に乗っていたものらしい。
謎の土台に到着。コンクリート製のそれは2つある。
奥の方も見てみよう。
何かを巻き取るような装置に見えるが良くわからないな。
堂島は大村湾の中でも最も古くから真珠の養殖がされていたという。
また大村湾周辺の島ではミカンの栽培も行われていたりする。
この2つのどちらかに関わる装置だろうか?
この後は堂島の中をすこし散策させてもらった。
位置的にこの穴は下に見える装置と対の関係になっているのだと思うが・・。
周辺をじっくり見て何か装置のようなものが無いか観察したが発見できなかった。
上の方から見えていた、島の南にある平坦地にある遺構も確認した。
形状的に炭焼き釜を連想させるのだが、このような小さな島で炭焼きをするとは思えない。
島の南部の平坦地はゴミが多い。
と、こんな感じでざっと堂島を観察して今日の漕遊を終える。
堂島はいろいろ遺構が残っており興味深い島だ。知見が集まり私が経験を積んでゆけば、そのうちそれが何なのかわかる日がくるかも知れないし、来ないかも知れない。
なおこの記事は何かわかれば追記するかもしれないし、この記事そのものを削除する可能性もある。というかこのブログそのものが消滅する可能性もある。