カヤック

2018年03月16日(金)

モンベルでカヤックの話しを聞いてきた。

先日、福岡のモンベルに行き実際にカヤックを見て、そして店員さんにいろいろ教えてもらった。

得た知見をメモっておく事にする。

モンベルのフォールディングカヤック、ボイジャーとアリュート、フォールディング・カヤックは折りたたんで持ち運び可能なカヤック

ボイジャーとアリュートの比較

現在、購入を考えているのがモンベルのフォールディングカヤック、ボイジャーとアリュートだ。

両者の違いは搭載量の違いもあるが、剛性感の違いが大きいとの事、ボイジャーは背骨が3本なのに対してアリュートは1本である。

剛性が低いと波などの影響を受けてカヤックがしなり、推進力が減退するらしい、しかしボイジャーとアリュートの剛性の差はわかる人にはわかる程度と言う人もいるそうだ。そこまで神経質になる程の大きな違いは無いかも・・との事だった。そもそも両者共にストイックな冒険をするための船ではない。

アリュートはボイジャーより構造が単純で組み立てが早い点が大きい利点である。ボイジャーとアリュートも厳しい外海を冒険する用途には向いてないらしい、遊びのフィールドは内海だ。内海とは湾内や波が比較的少ない海を想定しているらしい。外海でも波が穏やかであれば漕げない事もない。グレードの高いカヤックはスピードが出るので漕ぐのが比較的楽である。大村湾や佐世保の九十九島近辺であれば、天候次第ではあるが十分に遊べるスペックが備わっているそうだ。

※本格的に外洋を漕いで遊びたい場合はモンベルで言えば『エルズミア480』などエクスペディションに対応できる高スペックのカヤックを選んだ方が良さそう。

折りたたんだ状態、コンパクトで背負う事も可能。

カヤックの事について

手入れは家に持ち帰り、アルミフレームはぬるま湯などに30分ぐらいつけて、塩を落とす。船体布は水をかけて塩を落とす。
カヤックの寿命はかなり長いと考えて良い、万が一壊れても修理が効くので一度買うと長く遊べる。
カヤックの幅が広い方が安定感がある。
狭いものは安定感は落ちるがスピードは出る。
ただし艇によってその特性は様々であり一概には言えない、上のは一般論にすぎない。

その他付属品について

波を被らないようにするスプレースカートなどは、最初は必ずしも必要ではない、必要だと思えば後から買えば良い。スプレースカートなどは、波が高い時に船の中に海水が侵入するのを防ぐと同時に、紫外線対策も兼ねている。

浮力体は船が転覆した時に水が侵入する量を低減するためにある。キャンプ道具などある時はギアを入れた防水バッグなどを浮力体の代わりに入れる。

パドルについて

パドル、最初は安いものから買って良いのではないか?いろんな物が出ているが、安いものはぶっちゃけどれもそんなに性能は変わらない。
パドルがストレートで無いものは、漕ぎやすい形状になっている。
長距離を漕ぐ場合には、ペダルは面積が小さいものの方が良い、自転車で言うと、軽いギアの方が長距離走りやすいのと同じ。
パドルフロートは必須購入品だ、船から落ちた時に乗りやすくなる。

種類が豊富なパドル、選ぶのも一苦労だ。

ウェア(カヤック中の服装について)

ネオプレーンという素材は、水を弾くわけではなく、むしろ水を吸う、保水するで体温で温められ温度を維持する。
ネオプレーンのサイズはピッタリすぎてもきついし、ブカブカすぎても水が入りすぎる、ピッタリである必要は必ずしも無い。
ラッシュガードは季節によっては下着代わりにもなるし、保温性もある程度ある。紫外線対策になる。
ネオプレーンは、重ね着すれば単純に暖かくなる、というわけでも無い。
パドリングジャケットとパドリングパンツもまったく水が入らないわけでは無いが、多少濡れる程度、中に保温性の高い服、ラッシュガードやフリースを着ると良い。

一番悩んでいるのがウェアの問題だ、海ではどんな服装がベストなのか、いまいちピンと来ないのである。

カヤックを遊ぶ季節について

春はカヤックは意外と難しい季節、気温は暖かいが水温が低い。
5月頃になってくると水温も上がってきて、楽しみやすくなってくるはず。

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