登山
2018年11月06日(火)
黒木から五家原岳〜中岳〜西野、縦走
2018年10月7日
黒木から横峰越を経由して、多良山系の五家原岳へ登る。
その後北上し中岳へと縦走※、西野へ向かい、黒木へ逃げるという計画を立てた。
※縦走(じゅうそう)とは登山の方法のひとつ、一般的には山頂に立ったあと下山せずそのまま次の山へ向かうことを指す。登山用語。
最初にGPSのログを張っておくので、詳細をしりたい方はじっくりと見てください(地図クリックで拡大)
今日は黒木第2駐車場へバイクを停めた。
車がたくさん停まっている。
駐車場を出て少し車道を下って行き山の方へ向かう(道標はある)
『さわがにキャンプ場』を横目に見てずっと歩いて行く。突き当りのT字路を左折する。このT字路から『小林林道支線』だ、そこから程なく登山口へ到着する。
林道から沢へ下る道が伸びていた。
道標もあるので間違える事はないだろう。
※ちなみにここで沢へ降りずに小林林道支線をさらに登ってゆけば、途中の砂防ダムの所へ通じている(はず)沢の渡渉に自信がなければ砂防ダムまで進むのも良いと思う。
沢へ下ってゆくと、台風の後という事もあって若干水量が多い。
林道を歩いていた時に引き換えしてきた2人組を思い出していた。
(これを見て引き返してきたんだな・・・)
ダブルストックを出して補助として使い。
石の上に足を乗せて、念入りにぐいぐい・・と動かして靴のグリップを確かめる、うん大丈夫。
慎重に濡れた岩の上を歩き沢を渡る。
沢を渡りおえて、一安心。
そこからは道は明瞭、途中には道標などもしっかり完備されていた。
この先の砂防ダムの所には林道も通っていた、
林道へは入らずに砂防ダムの脇を登ってゆき進むのが登山としては正しいコースだ。
しばらく針葉樹の森だが、左側には沢が流れており雰囲気は悪くはない。
立ち止まって深呼吸をすれば森の香りで胸がいっぱいになる。
途中で『大モミ分岐』の道標を見て、立ち止まって考えるが今日は立ち寄らない事にした。いつか訪れてみたい。
ここからも谷沿いを登ってゆくルートで、しばらく沢の音を聞きながらの登坂だ。
何度か簡単な渡渉がある。
※自分が歩くべき場所の最適解を見つけ出す事をルートファインディングと呼ぶ、登山用語
※トラバースとは、斜面を横方向に横断すること。登山用語
大モミ分岐から30分ほどで林道の出合いへ出る。15分ほど林道を歩き、
途中から道標を見て山へと入る。
30分ほど登り、横峰越へ到着。
横峰越の『越』というのはいわゆる『峠』の事だ、山を超えるときの道が通る最も標高が高い地点の意味。
ここまで来てやっと五家原岳をロックオンした気分になる。
尾根通しに登り、ときどき出てくる岩場、鎖場は簡単に抜ける。
五家原岳の山頂に到着。
五家原岳に到着して、最初に目に飛び込んでくるのがこの建物。
ちょうどロードバイクにのった人が顔を赤らめながら、ハァハァと息を弾ませ登ってきた。五家原岳の山頂は車道が走っており他にも自転車で登ってきた人が見られた。
すこしばかり周辺をうろちょろする。
車で来れるのだから、自販機ぐらいありそうだな・・と思ったのだがなかった。
ちなみにお手洗いは少し下った所にあるそう。
五家原岳(ごかはらだけ)の標高は1057.3m。
長崎県の大村市と諫早市との境界にあり、多良山系に属する山だ。
周辺の展望が良く、大村湾、長崎空港、経ヶ岳なども良く見えていた。
汗をびっしょりかいていたのでシャツを脱いで乾かす。
山頂を取り囲むようにベンチが並んでいる。
今日の昼飯はここで食べる。
山頂では他にもカップルがいて、イチャイチャしながら二人でソーセージを焼いていた。
別にいいのだが、妙に仲が良いので、こっちまで照れてしまった(笑)
食事を終えて、中岳を目指す。
モチノキ科の『クロガネモチ』、赤い実はまずくて食えたものじゃない。
途中にはツツジシャクナゲが見られる場所もあるらしい(4〜5月頃)、折を見てたずねてみたいと思う。
中岳へ到着、少し離れた場所には三角点らしきものもあったが、三角点では無い様だった。
西野へ到着
前回もここから下った。出来るだけ知っている道を下山路として使うというのは
山での僕流の生き残り術。道迷いからの遭難は下山中に起こりやすいのだ。
ところで、この先、下山中ちょっとしたトラブルがあった。
途中の沢で顔を洗おうかと思って帽子を脱いだら、メガネが勢いよく飛んでいって沢の中に落ちた。
冷たい沢の中に手を突っ込んでそれらしい所を探ってみるもぜんぜんわからない。
水は勢いよく下流へ流れている。もしかして、もうここにはなくて下流へ流れていってしまったのか・・と絶望し諦めかけたのだが、もう一度すみからスミまで探ってみようと、川底を丁寧に手探りで探す。手が凍りそうなほどつめたい。ん・・カチッとした感覚・・・・・あ!!あった!!あった!!・・よかった〜〜。
メガネがなくても、山道は歩いて下れるのだが、バイクに乗るときに困る、要メガネなのだ。
この後は、普通に歩いて下山した。
濡れた道路は苔でつるつる滑るので、注意深く歩く。
第2駐車場からバイクで家路についた。
この周辺の山はそんなに標高が高くないので、もう若くはない僕にも
ある程度余裕をもって歩く事ができる。ちょうど良いサイズだな・・などと
考えながらバイクを走らせた。