登山

2019年05月19日(日)

八郎岳、小八郎岳を歩く

2019/3/24

山行記録を書いてなかったものがあるので書く事にする。
ちょっと前に長崎市最高峰の八郎岳を歩いてきた、八郎岳は九州100名山の一つなんだとか。

赤いマーカーの位置が八郎岳

八郎岳は長崎半島に位置し、長崎市の最高峰(標高590m)である。

赤いマーカーの位置が八郎岳

平安時代の末期に九州で勢力を振るった鎮西八郎為朝が山頂から矢を射たという伝説にその由来があるとされ、麓には『落矢』という地名も残っているのだそう。

GPSの航跡データ、拡大して見てください。

いつものようにバイクで走る。平山バス停を目印にして道を入ると墓地が見えてくる。その手前に駐車場があるので停めておく。

準備をして出発だ。
墓地に登る階段を登って進む。
墓地の脇の道を進む。
竹林が見えてきて山へと入ってゆく。
山の様子。

九州百名山に数えられるとの事だが、道中は特筆すべき所もなく、典型的低山歩きの趣きである。

山頂に到着。

山頂からの見晴らしは素晴らしい。ほとんど何も遮るものが無く、長崎半島を取り囲む海がよく見える。長崎市、三菱造船所の100万トンドッグや、高島や端島(軍艦島)もよく見える。

素晴らしい景色。

山頂にある8角形の石柱が『天測点』だ。

天測点とは、星の観測から観測地点の緯度経度を決める天文測量を行う地点として、国土地理院に定められた場所なのだという。 現在は天測点を使った天文測量は行われていないそう。正確な数はわからないが、日本全国に48箇所ほどあるのだと言う。

コンクリートの台座は重い測量機器を乗せるために作られている。

また八郎岳は『八郎岳 一等三角点』を有している。
正確な標高は589.78mとある。
高島(右)と端島(左)
すばらしい展望におもわず目を細める。
山頂でみた周辺案内図、朽ちかけているが山中を無数の登山道・林道が走っているのが確認できる。貴重な資料だ。

しばらく山頂で休んでいたが、人々が次々に登ってきては去ってゆく。
人気の山なのだろう。

八郎岳から、小八郎岳へ向かう。道標はしっかりとしている。
間もなく小八郎岳へ到達。

岩がちの山頂には特に展望もなく、やや面白さにかける場所だった。

山頂から少しはずしてカップ麺などを食す。
下山途中、広い場所に出るここが『千々峠(乙女峠)』

山渓のガイドブックにも書いてあるが、ここは一面に蕨が生えている。
ただし土が痩せているのか、育成が悪く元気はない。
蕨は鹿の忌避植物であり食べない、だから鹿がいる山は蕨が異常に増える。

里山の貴重な植物を守るには鹿を適切な数になるよう“調整”しなければならない。

下山してきたところ。
すぐそこには神社がある。

下山してからは、一直線に道をくだってバイクを回収して帰路へとつく。

バイクに乗ろうとしていたら地元の人に話しかけられて、八郎岳と烏帽子岩の縦走コースもあると聞く、いつか歩いてみようと思いながら帰った。

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