登山

2020年01月27日(月)

郡岳で登山

2020/1/13に遊ぶ

大村市の郡岳は多良山系の最西端を守っている。郡岳へ至るルートとして、経ヶ岳方面からの縦走路もあるが、今回は野岳湖の駐車場から歩き、西登山口を使ってアプローチした、初心者や親子連れはよく整備された南登山口コ−スがお薦めとの事らしい、つまり今回はその逆コースとなる。

郡岳の位置、大村市の北方にある

GPSの航跡データ、拡大可

出発は野岳湖の管理棟がある大きい駐車場から。しばらく舗装路を歩いて進む。
車の往来もそれなりにあるので事故に巻き込まれないように注意して歩いた。

野岳湖ではキャンプや自転車、釣りなど様々なアウトドアアクティビティを楽しむ事ができる市民の憩いの場だ。詳しくは野岳湖の公式ページを。

ゴルフ場、大村湾カントリー倶楽部を見送る。
右の記念碑は、皇太子殿下ご成婚記念林碑、大正十三年、大村純英と書いてある。

ちなみに、大村市だけなのかよく分からないのだが、市有林にいちいち名前がついているのが面白い、他の場所でもこのような立て看板を見る事ができる。

舗装路をしばらく歩くと右側に登山口がある。
靴紐を結び直し、上着を脱いで山へと入る。

西登山口の様子
山へ入る
大村市の山は山中に横方向に溝が切ってある事が多い気がする、おそらく灌漑用の水路なのだと思う。
道は明瞭であり、道標もしっかりと管理されている。
ところどころで見る事ができるレスキューポイント番号。
分岐、右側にはさり気なく立ち入り禁止を暗示させる木の枝が置いてある、このようなサインを見逃すと山で迷う原因となる。
歩いてゆくと、ふと明るい場所へ。
九州電力の送電線
連なってみえる送電線
『郡岳登山道 あと8km』、情報量が少なすぎて何があと8kmなのか分からない。
途中でみかけた謎土管。何箇所かでみかける。
トラバース気味に進むと、前方に岩場が見えてくる。
岩場へ到達

ここが『坊岩(ぼうのいわ)』と呼ばれている場所だ。前方には遮るものがなく、すばらしい眺望が得られる。この場所こそがこの旅のハイライトとなる場所だ。

郡岳の西中腹にそびえ立つ岩が坊岩、今から1200余年の昔、和銅年間、高僧行基(ぎょうき)が大村へやって来たとき、波間から飛んだ怪光を追って郡岳の中腹に登り、釈迦、阿弥陀、観音の三尊を発見し、これを祭って太郎山大権現と称したとされる。そのため坊岩と呼ばれるようになった。(出典:おおむらの史跡 大村市)

野岳湖、大村市が良く見える、長崎空港や臼島も。

今日はあまり良い天気とは言えないが、すばらしい眺めを堪能する。

『武留路山』
こちらは『鉢巻山』、左が野岳湖
北側に見える、おそらく陸上自衛隊の演習場、大野原高原
大村湾、川棚町の大崎半島も見えた。

この坊岩の裏に小さい道標があり、山頂へ向かう。
この場所若干紛らわしい強い踏み跡がある、迷い込まないようにしたい。

郡岳山頂へ到着、ちょっと昔まではパラグライダーの飛翔地点として使われていたそう。

遮るものが少ないため風が強く寒い。パラグライダーの飛翔地点として使われていた事もあるそうだが、この風を捕まえていたんだろう。

郡岳は826mとある

山頂で写真を撮影していると、他の登山者も登ってくる。

『郡岳 三等三角点』を有する
立木は邪魔だが、なかなかの良展望

山頂からすこし外して風を避けられそうな場所を探し、ここで昼飯を取る事にする。

寒い時は食う、すると身体があたたまる。

半額で119円という驚異的な安さの弁当も持ってきた。
日本経済が心配になる値段だ。


カップラーメンの味噌もうまい。

1分ぐらいで簡単に設営できるシェルターが欲しくなった。
中に入ってお湯を沸かせるものがあれば欲しい。
みつけているのだが良い塩梅のものがない。

下山開始、山頂を突き抜けて南登山口へと抜ける
下山途中でみかけた、朽ちかけた道標。坊岩へ直行できるルートがあるようだ。
途中にあったベンチ、休むのに丁度良い。

ガレ場に出てすぐに林道へ出る。

ずっと林道を歩いても良いが、再度山へ入ってショートカットする
南登山口へ到着。こちらにはお手洗いもあるし、周辺には車を停めるスペースもある
野岳湖へ戻ってきて、旅を終える

久しぶりの登山で心も身体もリフレッシュ・・(笑)できたのだった。
やっぱり山は良い、次はどこへ遊びに行こうかなあ。

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