カヤック
2018年06月20日(水)
大村市 臼島(無人島)上陸記(1)
カヤックを初めて最初の目標としていたのが、大村湾に浮かぶ無人島、臼島を訪ねる事。
体力的には問題が無い事がわかりましたので、本日決行したいと思う。
組み立てている間、初老の夫婦にじーっと見つめられ・・・。
お話しをしてみると熊本からわざわざこの海岸の噂を聞いてやってきたそう。そこで僕がカヤックを組み立てているのを見て興味を持たれたご様子。よく出来ているなぁ・・としきりに関心しておられた。僕も説明しながら組み立てたりして・・そんなこんなで1時間ぐらいかけてようやく出撃準備完了。
目標をしっかりと見定めて、なるべく真っ直ぐ進むように気を配りながら漕ぎ続けた。
シーカヤックを長年やっている人にとっては大した事ないのだろうけど、はじめたばかりの僕にとってはかなりの冒険です。
スタート地点の大村海岸から臼島までは直線距離で2.5km程度。
黙々と漕ぎ続けていると静かな海だが、海面は黒くなんだか鉛のように見えてきた。
波の模様も目玉に見えてきて、沢山の目がこっちを見ている様な感覚になる。
1時間程度の船旅だったけど、狭い海でも海面は一様では無く刻々と表情が変わるのだった。
それと、大村海岸と臼島のちょうど中間辺りを漕いでいた時に、モンシロチョウがひらひら・・と飛んで来たのには不意を疲れたな。こんな海の上でも蝶が飛んでいるのか・・と少し驚いた。
だんだん臼島が近づいてきた。
途中はとにかくコツコツと漕ぎ進める。
目標が近づいてくるにつれて細部が良く見えてきたぞ。
島の北側から近づいて行くと、小さい岸が見えてきた。
水中から岩が飛び出しているとカヤックの底を擦りかねないので、ここは慎重に接近する事にした。
水深は1mぐらいかな、海底が良く見えて鮮やかな緑色と、
顔色の悪い謎の海藻が生えていて気持ちが悪い。
島のディティールがしっかりと目視できる距離まで近づくと、岸に打ち上げられたゴミなども確認できた。
島の森の中は薄暗く、すこし不気味に感じられた。
島の北側の岸に上陸しようと思えば出来そうではあるが・・・
ここに上陸しても何の広がりもなさそうなので、海の上から見るだけにとどめた。
島の北側から西側へと進路を向けて進む。
島をまじまじと観察しながら、回り込んで行く。
回り込んで行くと、島の西側の岸は露岩帯になっていた。
こちらは大村市の陸地からは見えない場所になるのだが、そこには謎の木の棒が立っていた。
明らかに人工物で、看板などが立っていたのだろうか?
漕ぎ進すすめて行くと・・・。
臼島(左)と弁天島(右)の間が見えてきた。
あの辺りから上陸できるはずだ。
臼島側には、よくわからない看板?も立っている。
弁天島の方には階段があるのが目視できた。
近づいて行き上陸できそうな地点を探る。
島と島の間は海面から岩が飛び出しており、カヤックで近寄ると座礁・転覆の恐れもありそう。
良くみると臼島側の海岸は丸い石がゴロゴロとしているが、こちら側なら比較的簡単に接岸できそう。
岸に近づくと丸い石の上には船虫が蜘蛛の子を散らすように逃げてゆく。
そっとカヤックから降りて水の中に足を入れ、臼島へ上陸。
最後にGPSのデータ。
距離は2.6kmで、46分かけて漕いでいたようだ。
漕ぎですが、力みすぎず、リラックスして漕いできた。
高低差5mとなっているのは、ノイズです。
続きます。