カヤック

2022年10月18日(火)

長崎市琴海 大村湾 塩垂島を周る

この日は大村湾、長崎市琴海尾戸町に属する無人島『塩垂島』を周って遊んできた。

塩垂島の位置、長崎市琴海尾戸町
gpsの航跡(拡大可)

この日は早く家を出たのだが、途中で激しい雷雨に振られ、2時間近くコンビニで待った。
少々唖然としながら、熱いコーヒーを飲んでスマホをポチポチしながら時間を潰したのだった。
さて、けっきょく出艇場所へ着いた頃には10時は過ぎていたようだ、そこから準備をゆっくりやって出艇は11時になってしまった。

近くの陸地から見える『塩垂島』

塩垂島は適当な大きさの島で僕好みである。こじんまりとした小さい島が好きなんだな。
こんな島を個人的に所有してみたいのだが、島というのは意外にも高い。
タバコや酒のような“嗜好品”になるのだろう、遊びを目的に島を購入するなんてのは金持ちがやることで、だからおのずと値もはる・・という事なのかもしれない
(もちろん小さくは見えても意外と広い・・というのもある)

出艇場所は同じく琴海尾戸町のちいさな港のスロープ。

こちらの港は駐車料金として1回(12時間以内)200円となっている。
個人的にはお金をとってもらった方が堂々と停める事ができるので気分的には楽だ。
ちなみに近くにはお手洗いもあるので便利だが蚊の大群に襲われたため、虫よけの準備が求められる。

到着後はカヤックを組み立て、竿を準備した後は堤防からルアーを投げてみたりもしたが何も釣れるわけないので、早々に諦めて出発。

スロープから船を出せる

準備をして出発進行。ノロノロと漕いですぐそこの島を目指した。

港の波止場にはウミネコが止まっている。
この瞬間が好きだ。

カヤックで近づくと海鳥は一斉に飛び立ち逃げるのだが、この瞬間、なんだか鳥と一緒に空を飛んでいるような錯覚がおこる。これはとても気分が良い、身ひとつで空を飛んでみたいという夢を海の上で叶えているようだ。

塩垂島へ接近

出艇した港から塩垂島まで、直線距離でも250mは無い、すぐそこ。
近くでみるとこの島は大小2つの膨らみを持つ小島だった。
陸から見る印象とはまるで違うのだ。

小さい方の島。

島の基部は岩であり、その上に樹木が茂っていた。

こちらは大きい方の島。

遠くから見ても、近くから見ても、なかなか良い形をしている島だと思った。
島の鞍部には小さな浜が見えている。
若干遠浅ではあるが、潮の具合によってはカヤックを寄せる事も出来そう。

島の鞍部にある小さい浜。

このまま島をぐるりと周って景観を楽しむ。

島の北東からの長め、岩が斜めになっている。
岩の間からも生える、逞しい樹木たち。
ぐるっと周って、こちらは北側からの眺め。
北側中央に見えた唯一の人工物。

『保安林』の看板だ。長崎県所有の島?なのだろうか。

島の鞍部にある潮間帯へ上陸してみた。
島の南側の岩場、斜めになっている。
小さい方の山。
小さい方の山から大きい方の山を見る。
島の鞍部。北側にも小さい浜がある。
北側の浜。
振り返って小さい方の山。

この後は島の海岸線を時計回りに一周してみた。

北側の浜。
保安林の看板。
亀の手
島の北側。
振り返って

途中は足を海に入れて、濡れながら、時として岩をつかんで移動したりして周った。

一周してきた。

こんな具合で塩垂島を一周して楽しんだのだった。
塩垂れ島をまとめると・・
・大小2つの突起を持つ島で、松などの樹木が生えている。
・周囲の海底は浅い印象である。
・中央の鞍部には北と南に浜がある、カヤックで寄せるには南が便利か。
・島の岩は全体的に斜めっている。
・島中央北側には『保安林』の看板があり、島唯一の人工物である。
・大きい方の突起は鞍部からコンタクト可能であるが、上へ登っても特に何も無い、日本酒の瓶が1つ転がっている。過去に誰かが持ち込んで酒でも呑んだのかもしれない。
・島は濡れずには一周は出来ないだろう。
・この島はシマダスには記載が無い。

実はこのあと、すぐ北にある『下ノ島』へも向かい周囲を一周(偵察)してきたのだが、その事はブログには書かないかな。

さて塩垂島だが、何かわかる事があれば加筆する事も、場合によっては記事そのものを削除する事もありうる。

カヤック

2022年08月18日(木)

大村市、佐世保市 横島(鳥島)で三角点を見る(2)

横島を一周した後、島へ上陸したまでが前回。

後ろに見えている岩の上に三角点があるらしい。

ちなみに海上からみるとわかりやすいのだが、岩の島と横島の間は隙間があり微妙に繋がっていないようだ。

左の2つの岩との間に隙間があるのがわかる。

とりあえず行ってみようか。

浜から進むとまず二つの岩があり(上の写真では一番左の岩(よく見ると2つある))その間に入ってぬける。この周辺は足元はゴミが大量にあるため歩きにくい。その先にも大きい岩があり(上の写真では真ん中の岩)これは簡単な岩登りで上へ登れる。

海岸から2つの大岩の間をぬける、ここは少し歩きにくい。
その先にある岩へよじ登る(簡単)
上へ登ると何かある。
2つの円形の遺構を発見?
円形の謎物質を上から見る。
向こうの岩へはここからは渡れなそうだ。
あっちから登れるかな。

岩から降りて、海の中を歩いて進む、股下まで濡れるが、目的の岩の基部にうまく取り付く事が出来た。

傾斜も緩く登りやすそう。

こっからは普通に三点確保で岩を登る。特別なテクなどはいらない。意外と簡単に三角点が見れそうで嬉しい。

登ってきた。
岩に生えている樹木。
上へ登ると、人の手で組まれたと思われる石垣もある。用途不明。
何か柱が建てられていたのか、土台らしきもの?もあった。

岩の上部、一番高い所周辺はそのまま岩が露出している。少し小高くなっている先に三角点が見えた。

三角点はすぐそこにある。
あった!
これが鳥島四等三角点。

四方を岩に守られた三角点で、今埋められたかのような白く美しい花崗岩である。

三角点の向こうに見える海。突き抜けて気持ちいいな。眺めがとても良い。
こういう場所へ来ると帰りたくなくなるのだ。

気持ちが良いので、しばらく岩の上にいて風景などを楽しんだ。

岩の上から下の海を覗く。

足元の岩は妙にデコボコしていて、間違って転落する危険性も無いとは言えない。この岩の上を歩く時には良く気をつけよう。

岩の上から、浜のカヤックを見る。
岩の上から、横島の森を見る。
岩の質感。
完全に満足した。

この後は岩を降り、この近くでカヤックから釣りをしてあそんで帰った。まあまあな大きさのアジが2尾だけ釣れた。

さ、帰ろ。

なお横島について何かわかる事があれば追記する事もあるし、記事を削除する事もありうる。

カヤック

2022年08月06日(土)

大村市、横島(鳥島)で三角点を見る(1)

大村湾の北部、江上浦の出入口。その冲にある無人島が『横島(鳥島)』だ。

佐世保市に属する島で、海軍水雷隊の所在地であったと言う歴史も持つ島だ。今日はこの島を周って釣りも楽しんできた。

gpsの航跡は拡大可能
『横島』の位置、大村湾の北部。
江上浦の出入口にある島で、ハウステンボスが近い。

スタートは佐世保市宮津町のスロープから船を出す。午後から風も強くなりそうで、その前に帰って来たいと思っていた。

ちなみにこの裏に砂浜があるのだが、今回は何故か立ち入り禁止になっていた。こういうものを見ると少し残念な気持ちになる。

さあ、行こうか。

カヤックを押し漕ぎ始める。顔をあげるとすぐ目の前に『横島』が見えている。予報では午後から風が強くなりそうだったが、この時点でそれなりに風が出てきている。

左が目指す横島、右は島に見えないが『大島』大島へは橋で渡る事ができる。
戸尺鼻の岩礁。

横島へ向かう途中は『戸尺鼻』の岩礁群へ寄り道して竿を出すが全く反応が無い。適当に諦めて横島へ船首を向ける。

横島。

横島は森に覆われた大きい島と、岩が剥き出しになった小島が合わさった形をしている。

横島。
こちらから見て左側に岩の小島。あの上に三角点があるらしい。

あの岩の上には三角点もあるらしい。見れるものなら見てみたいと思っていた。
Google earthなどでみると三角点のある岩場は島とは独立した小島のようになっているようにも見える。もしかしたら岩登りの必要もあるのかな?と思っていた。

岩が露わになっている。木も生えている。
横島の大きい方の島、浜があるようだ。
横島の近くの海上に見られた黄色の棒。大村湾で見られるこの種の棒としてはかなり大きい。
岩をじっくりと観察。
こっち側は比較的傾斜が緩やかである。
岩を回り込んできた(岩の南側)大きい島とは完全に分離されていて独立した小島であることがわかる。(写真を拡大するとわかりやすい)全体的に登坂は難しくは無いが、滑り落ちると痛そうという印象をもった。
ごっつごつ。
ちょっと上陸して岩を偵察。
あの岩。

まずは島を軽く一周しようと思っていたのだが、つい我慢出来ずに上陸してしまった。

軽く偵察後、やはり、とりあえず島を一周しようと思い船へ跨り漕ぐ。海岸を観察しながら進むが、岩場に謎の石柱が立てられている。それが何箇所もあるのが気になった。

戸尺鼻でも見られたが、岩に石柱が建てられている。
あちこちで見られる。誰が何の目的で?
印象に残った大岩。
ここで初めて石垣を見る。
この浜でも上陸。場所は島の南西側。
上陸した所。
上陸地点を逆から撮影したところ。

上陸地点はキャンプでも出来そうな牧歌的?な雰囲気がある(気のせいかもしれん)

ちょっと歩くと赤レンガで作られた何かがあった。やけに黒い溶岩のようなものに埋もれていて不思議だ、なにがどうなったらこうなるのか?まったくわからない。

赤レンガの遺構、この黒い溶岩のような物は何?アスファルト?

近くの浜の岩もすこし妙。

地面の様子。
良くはわからないけど、噴火に由来しそうな雰囲気を醸しているのだが・・・?

横島はその昔、海軍の水雷隊の施設もあったと言う、それらと何か関係あるのだろうか??何かわかれば追記するなりしたい。

※ちなみに水雷とは、魚雷・機雷・爆雷などの総称である。全て水中で爆発すると言う特徴をもつ。

その後、上陸地点地点でみた花を撮影し・・

ハマナデシコ
何故かグラジオラスが咲いている横島である。グラジオラスの自生種は日本には存在しないため、鑑賞目的で持ち込まれたのかも?

この後離岸し、再度漕ぎ出す。

他の場所では島では数少ない桟橋の遺構もあった。
浜らしきものも見る、浜に見えるが急に水深が深くなっている様にも見えた。
こう言う岩の表情を見るのも個人的な楽しみだ。

と、こんな具合で島を一周。予想していた以上に遺構があって楽しい島だな、という印象をもった。

これからあの岩に登りたいのだが、隣の岩から飛び移るのは無理っぽい。
再度上陸。

じっくり観察して判断するとしよう。

時間はたっぷりあるのだからね。

カヤック

2022年04月26日(火)

大村湾、川棚町の弁天島。

前回は小串浦の『葉島』を訪ねたが、その漕ぎで近くにある『弁天島』も見てきた。

弁天島の位置。
GPSでの航跡(拡大可能)左上の港は惣津の漁港で弁天島への距離はおよそ250m〜程度
葉島から弁天島は東へ約1km。
弁天島の様子。

弁天島と言うだけあって、遠くからも鳥居が見えている。

ちなみにすぐ近くにある港にも弁財天の社があるらしい。こちらはその奥宮になるのだろうか?何か関係はあるはず。

ちなみにこの島もネットなどを検索してもほぼ情報が無い。

西側から接近、どこか上陸できる所はないかな?
少し迷ったが、表参道の脇にある岩場にうまいこと寄せて停めた。
上陸、石の鳥居。
辯財天(弁財天)

鳥居を潜る前に、いちどお辞儀し境内へ入る。

鳥居の傍には手水舎?
朽ちた石柱なども転がっている、階段手前。
階段の(鉄製の?)手すり。
階段左にある石板、文字は何故か埋められており読めない。

階段を登ると、ちょっとした広場となっており、奥に弁財天を祀る社が鎮座している。

両脇には灯籠も。

明るい雰囲気で心地よい場所だ。

社の様子。
中には小さめの弁財天が祀られていた、銅製のようで緑青(ろくしょう)が浮いている(この写真は拡大可能)

弁財天は七福神の一つであり、福徳や財宝を授ける女神だ。

大村市の弁天島の弁財天は琵琶をもっているが、こちらは持っていない。このタイプの弁天様はより古いタイプになるのだと言う。神様も時代と共に意味と役割が変わるらしい。よく見れば腕が7本しか無く欠けているようだ。

『海』
お賽銭箱が無い。
なんとなくだが、賽銭を置いてきた。

手を合わせて『縁』あっててここに来た事を報告する。

広場(境内)の様子。
境内から見る鳥居と参道。

この後は島の周りを歩いて一周してみた。

潮の状態にもよるのかも知らないが、この日は一周出来た。
杭が立っている。
裏側に小さい浜があった。
浜近くの海底、浅い。
一周してきた、松の木が生えているな。
階段に座ってパンを頬張る。

島の見学が終わったら、ちょっと早めの昼飯。帰りはまったりと釣りでもして帰るかな。

島で見た植物、ハマダイコン。
ハマエンドウ
オオジバシリ?

この日は無人島2つを訪ねた、ちなみに帰りには瀬戸ノ島にも上陸している。深入りはせず軽くジャブ程度、多分これはブログには書かないかなあ。

弁天島メモ:周囲77m、面積 439平方m、133坪、0.044ha、大きさ南北に24m、東西に23m
(数値は概算)

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