カヤック

2019年05月30日(木)

大村湾 漕査 第4レグ(諫早市 横島〜多良見町 前の島公園)

5/25日、大村湾漕査第4回目、ひきつづき前回発見した、諫早市の横島の海岸から出艇し、海岸線および河川などを観察しながら、長与方面へと漕ぎ進んで行く。

GPSの航跡データを掲出、拡大して確認可能。

多良見シーサイドタウンは2つの川に挟まれている。東側が『名切川』西側は『喜々津川』で、久山港、喜々津港を合わせたこの領域は大村湾の最奥部とも呼べる場所だ。

当日の潮は小潮
大村湾の海面温度は約21℃、一気に高くなった。

バイクをつかって、出艇場所へ到着。
前回は気がつなかったが、すぐ脇に人気のない公園がある。
ここでのんびりとカヤックを組み立てる事が出来た。
住宅地から離れた場所で付近は工場などが多く静かな公園だ。

カヤックを組み立てるのにいい場所だ。
公園の脇にはこんなスペースもある。

駐車禁止とは書いてないのだが、常識の範囲で車をとめる事もできるかもしれない。バイクは奥の草地のところへ入れて停めておいた。

組み立てたカヤックはガードレールの隙間から下の浜辺へ担いで降ろす。

気になる海況だが、この日もいつものように穏やかな大村湾。

浜辺へ降りると、旗をもった団体さんが歩いてきた。
みなさんゴミ袋をもっていて、大村湾の清掃をしているようだ。
挨拶をすると、カヤックが珍しいのか話しかけられる。すこしの間話す。
今おもえば漁師の方だったのかもしれない。海岸清掃に漁船も出ていたようだ。

準備が出来たら出発だ。
漕ぎ進む。

(いつも代わり映えのしない写真だが、カヤック単独行なのでどうしてもこういう構図にしかならない。)

朽ちたスロープ

横島から岸沿いに進んでそのまま『西大川』へ入り遡上する。

カヤックで川を遡りながら、この川は大村市の川より魚影が濃い事にきがつく。水質に大きな差があるとは思えないのだが(どちらとも汚い)どこで差がついているのだろう。

独りで漕ぎならがの魚の撮影は難しい。鯉、ボラ、チヌなどはわかった。あとはたくさんの稚魚。

進んでゆくと、鴨が飛んで逃げてゆく。僕に驚いた亀たちの群れが滑るように水の中へ逃げてゆく。

遡上限界に到達。スロープが見えるが利用は難しそう。

西大川遡上の後は久山川を遡上する。途中は創成館高校の野球グラウンドなどが左岸に見える。護岸で守られた川を漕いでゆくと水深が浅くなり底を擦り引き返す。

※ちなみに左岸とは河川を上流から下流に向かって眺めた時に左側を左岸、右側を右岸と呼ぶ。誰がそう決めたのかは知らない。

久山側の遡上限界

河口へと戻り、久山港へ移動する。

釣り人の近くをカヤックで漕ぐと邪魔になる(と思う)のだが、どのくらい離れるのがベストなのか、釣り人がどんな釣りをしているのかにもよるので一概には言えない。

堤防には釣り人。
邪魔にならないように若干遠巻きに漕ぐ。湾内にも入りたかったが釣り人に配慮して諦める。

海に挿してある竹2本をここでも見る。

他にも名切川、喜々津川なども遡上するが、ここには書かない事にする(助長なので)特に変わった所もなく(ただやはり魚影は濃い)

その後、諫早市、船津にある、前の島公園近くの喜々津漁港へと入ってゆく。ここが今日の折返し地点だ。

事前にここにスロープがある事を確認していたのだが、船津ペーロン資料館と西陵高校のカヌー部の建屋が見えた。
スロープ近くには高校生が5〜6人出ていて何か作業をしている。
この様子ではスロープは使え無さそう。

ここで上陸できるかと思っていたので、残念に思った。

だが、この裏手の部分に人口の砂浜があり、おそらくこれも西陵高校のカヌー部がこしらえた砂浜かもしれないが、使わせてもらって上陸してみる。

たぶん誰の土地でも無いはずなので、高校生の邪魔にならない程度に使わせてもらう事にする。

もし使ったら駄目という事なら関係者の方教えてください。

この後、冷たい飲み物を飲んで英気を養おうため自販機を探す。
ところがこのあたりで自販機が見つからないので軽く彷徨った。

冷たくて美味しい。

この後はカヤックに乗り込み、出艇地点の横島へと戻り、本日の漕査を終了する。次回はここ前の島公園の砂浜を利用させてもらい、伊木力を目指す。

これで4度目の漕査だが、これまでのはただの助走みたいなものだ。
この調査は大村湾の島にカヤックを使って効率よくアクセスするための場所を探すために行っている。次回は諫早市に属する『竹島』『鹿島』が見えてくるはずだ。ここからがお楽しみである。

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