カヤック
2019年09月11日(水)
大村湾 漕査 第9レグ(時津町日並郷〜長崎市琴海村)
2019/8/18、悪天候と私用が重なりカヤックを漕げる時間が少ない。
この日も前回の続きで、時津町日並郷の名称不明港から出艇した。
折返し地点を決めずに漕げるだけ漕いで、具合の良さそうな上陸地点を探す。
最終的に長崎市の琴海村松町へ到達し引き返した。
ところで大村湾の一部が長崎市であることが少し意外に思えた、琴海村は西彼杵郡の琴海町が2006年に長崎市に編入されることで誕生した町なのだそう。
今日のスタートは時津町日並郷にある小さな港だが、ちょっとした注意点があったので書いておきたい。
港のすぐそこに国道206号線の橋がかかっている。その橋の下はちょっとした公園のようになっており、年配の方がゲートボールなどを楽しまれている、その公園に隣接するように芝生の空き地あるが、この部分は公園の一部では無く私有地だ。
港には大きなスロープがあり、その脇にちょっとした空き地があるので、そこでカヤックを組みたてた。
真夏のカヤックは曇空が嬉しい。
最初の港を出てすぐに浜があり上陸してみる。
この浜には上陸していないのだが、近くに各種マリンスポーツの営業施設があり、雑多な雰囲気である。廃墟もあり(上の写真で右側の建物)雰囲気があまり良く無い。この浜が使えるかどうかわからないが、全体的に近寄りにくい雰囲気を醸し出していた。
港には見えないのだが、朽ちた階段などがあり、古い港の雰囲気を醸し出している。
カヤックで上陸すると、近くの公民館の窓に子供たちが集まっていた。
海から現れた男を何者か?と観察している様子だった。
ちょうど漁師風の若者がやってきて、海へ空身で入ってゆく、写真を撮影していると戻ってきたので、この周辺で駐車場があるかを聞く。
返ってきた返事は駐車場は無いのだが、この辺りで駐禁をとられる事はほぼ無いとの事だ。交通の邪魔にならない、地元の人に迷惑をかけない、常識的な範囲で、駐車禁止では無い場所を探して車を停めれば問題はなさそうで、カヤック遊びの出発地点として、なかなか良さそうだと思う。またこの港(海水浴場)は無人島の『前島』にも近い。
そして時津町から脱して、長崎市西海町へ入る。
西海川から出て北上してゆくと、長崎市琴海村松町に階段状の岸をみつける。
今日は十分漕いだので、次回はここからスタートする事にしてここで引き返す。
カヤックを分解していると、近所の男性に話しかけられる。しばらく話す。
男性の話しでは、大村湾は昔はたくさん魚が捕れていたが最近はめっきり魚が減ってしまったそうだ、その理由は漁師が小さい魚まで根こそぎとってしまうから・・なのだとか、この話しが本当かどうかはわからない。大村湾の水質の悪化とヘドロやゴミの堆積によって海底の環境が悪化した事も原因なのだと、そういう学者さんの話しも聞いた事がある。
さて、この後だがみなさんもご存知のとおり(?)九州北部は大雨と長雨が続いた。3週間ほどカヤック遊びが出来ない状態が続く。