カヤック
2019年04月23日(火)
大村湾 漕査 第1レグ(大村市、森園海岸〜新蔵波止)
今日から大村湾漕査をはじめようと思う。
第1区間として、森園公園の森園海岸(大村海岸)から漕ぎ始めて大村城裏の新蔵波止までを漕査した。
とりあえず、GPSの航跡データを掲出する、地図上にプロットしている各地点については目測で入れている部分もあるので多少の誤差がある。
※ちなみにレグ【leg】とは(スポーツ競技などにおける)一区間。
地図上にプロットしている各施設の利用については、関連団体に許可をとっているものでは無い、たとえばスロープや港の利用に関しては明示的にカヤックの利用が禁止されている様子(今回の区間では)は見当たらないものの、カヤックで遊ぶために駐車禁止の場所に車を停めるなどで、湾港利用者の業務を妨害する事は常識的に許されないので各自留意する必要がある。
基本的に地図上にプロットしてあるスロープ、小階段の類は利用できないと考えてもらった方が良い。ではなぜ記載してあるかというと、事故発生時の緊急避難に使える可能性を考慮しての事だ。またスロープはともかく小階段と記載してある部分は上陸はかなり厳しいと思ってほしい。艇を捨てて空身で退避するような究極的な状況を考慮しての記載となる。
また海には潮の満ち引きがあるため、浜なども利用できる場合とそうでないケースが発生する、また川もできるだけ遡上して調査をしているが、潮の関係で橋の下を潜れないケースもありえるので用心して欲しい。
そして海から上陸出来たとしても、その場所を利用してカヤックを出艇させる事が出来るとは限らない点にも注意が必要だ。
以上をよく注意して興味がある方は地図を見てほしい。
なお、この調査は僕自身のために行っているものを公開しているだけなので情報の正確性などについては保証できかねる点にも注意してほしい。
さあ、とりあえず行ってみよう。
久しぶりのカヤックは、フォールディングカヤックの組み立てに手こずってしまった。
リブフレームの前後を間違えてカヤックを最初から組み立て直したり、組み立て終わりさあ出発だ!と思っていたら分割式のパドルがどちらもオスで、自宅までパドル交換に走ったりして準備に1時間半ぐらいかかってしまった。
さあ出発だ。
足を海へ入れてみるとジーンと冷たい。
カヤックにまたがって出発。
森園公園の森園海岸から出艇し、海岸線沿いを丁寧に観察しながら、大村城裏の新蔵波止まで漕いでゆく。
上陸できるからと言って、カヤックの出発地点として使えるとは限らない。
例えば上のような浜は上陸して休む事は出来ても、砂浜にカヤックを降ろす手段が無いので、出発場所としては利用できないのだ。
階段は潮が引いたときに現れる陸地に降りるために使える事もある。
右側の浜にはスロープが見えているが、門が閉じられていて利用できない。
できるだけ川も遡上してみて、上陸可能・出艇可能場所を探してみる。
地図上に『遡上限界』と書き込む。大上戸川はここからも出艇できなくも無さそう。ただし干潮時はこの場所は水位が下がるかも。
大上戸川と内田川の間にある名前がわからない川も調べる。
また別の水路へ入る。こちらの川は『丹々川』と言うそう。
次は安田オーシャンホテルの脇から、内田川へと入る。
大上戸川などはすぐに遡上限界に達したのだが、ここは漕いで進める。
道路を歩いている子供たちの視線を感じながら進む。
カヤックを漕いでいるだけなのだが、白鳥を追い立てるような格好になってしまった。そのうち内田川が2股に別れ、そこでつがいの白鳥が別々の川へと入る。
これ以上遡上を続けると、白鳥の迷惑になると言うことで引き返す事にした。
どこまで遡上できるのかわからないのだが、また今度調査してみたいと思う。
その後は、内田川を河口へ戻り、また沿岸を漕いで進む。
競艇場の脇は、コンクリートの壁があり普通に漕いで進める。
あまり有名では無いようだが、こんなロケーションにキャンプ場があると言うのは、カヤッカーにとってはなかなか便利だと思う。
うまく利用できれば大村湾のカヤック遊びにも利用できるかも知れない。
玖島崎キャンプ場について知りたい方はこちらをクリック
https://www.city.omura.nagasaki.jp/
玖島崎キャンプ場にカヤックをつかってアクセスしたい時はこの浅瀬から上陸すると良さそうだ。
『大村藩お船蔵跡』は大村城(玖島城)に付随する施設で、藩が所有していた船を格納する場所だったそうだ。陸上から撮った写真が見つからないので、再撮影し掲載したい。
ここで今日のカヤックは終わり、じゃなくて、ここからスタート地点の森園海岸まで戻る(バイクを回収する)
臼島から帰る途中は海にうねりが出てきた。
転覆するようなうねりでは無いのだが、無心で漕ぐ。
大村市では、農家は午後には焚き火をしないのだと聞いた。
午後は風が強くなり危ないからという理由からだ。
そう言われてみれば、カヤックで遊んでいる時も最初は大村湾は穏やかで凪いでいるのだが、午後からは海にうねりも出てきて、すこしドキッとした事が何度かあった。
気象というのは地域的な特性・パターンがあると思うので、『大村市は午後は風が強くなる』・・を意識しながら遊んでみようと思う。
このようにして本日の漕遊を終える。
やはりカヤックは海岸線沿いをまったり漕ぐのが楽しい。
今回は何人かの人たちと挨拶を交わす事も出来た。
次回は大村公園の裏から漕ぎ始めて、三浦半島まで漕いでみたいと思っている。