カヤック
2019年07月11日(木)
大村湾 漕査 第6レグ(伊木力漁港〜長与町の潮井崎公園)
7月7日、今日は伊木力漁港から漕ぎ始める、自宅の大村市からはすこし距離があり朝7時前に出発しバイクを走らせた。大村から遠くなればなるほど早起きをしなければならない。
出発場所は市立伊木力小学校から、伊木力川を挟んだ場所にあるグラウンド。
ここはお手洗いもあり、近くには駐車場もある。伊木力の方たちの邪魔にならない範囲での利用で怒られる事は無いだろうと思う。
まずは到着して重いカヤックを背負ったまま海へ行き出艇場所を見る。
小さいがちゃんと砂浜が露出しておりカヤックを出するのに問題はなさそう。
タイドグラフを見れば今が一番潮が引いている時間帯のようだ。
ここへ戻って来れるのは昼すぎ2時ごろ、そのころは満潮に近い。
浜は水没しているだろう。
うまく上陸できるかな?などと考えながらカヤックを組み立てた。
フォールディングカヤックを組み立て船を海へ浮かべる。
荷物を船に積み込み、船にまたがってそのまま尻をストンと落として小さい椅子に座る。そろそろと漕ぎ始めて本日の漕遊がはじまった。
早朝の伊木力漁港は気持ちがいい風が吹いている、小舟が沖へ出てゆき活気を感じる。
海面を見ると穏やかだが一部で波が立っていた。
これを見てピンと来なければならないのだが、つまり海面の下に何か障害物があるという事だ。
不思議に思って近づいてみて、海底が浅いということにやっと気がつく。
よくみると海底からパイプのようなものが顔をのぞかせている。
「ここは浅いぞ」という目印だ。
漁港の中は小舟で混み合っている、と言うほどでも無いが、この時間帯、動きの遅いカヤックで入ってゆくのは邪魔になる可能性があったので漁港の中の探索はやめ、そのまま海岸線沿いへ移動する。
今日はいつもより若干行程が長くなりそうなので、岸の様子を目視で確認できる適度な距離を保ちつつ、岸に近づきすぎないようにして、無駄な動きをしないように漕ぐ事に決めた。
最初の鼻をまわってゆくと、漁船が3隻ほど停まって竿を出している。
船にカヤックを近づけると、それは釣りの邪魔にしかならないので、できるだけ離れて通過する。船の上からの視線を感じつつ距離を離す。
今日の海況は午前中は凪で午後から風が出てきて波も高くなってくると予想をしていたが、風はそれほどでも無いが海が静かなのは最初だけで、徐々ににうねりが出てきた。ちょっと気になって海水に手をつけてみると、ちょっと冷たく感じた。絶対に転覆はしたくないと思った。
小崎鼻を周ったところにカヤックを出艇させるのに良さそうな浜があった。
多良見町佐瀬ではこの先にも上陸できそうな浜があった。
近くでは人が釣りをしていたので『釣人』を地図上にプロットする。
『堂崎ノ鼻』は長与町の最北端で『次代(あす)に残そう長崎百景』にも選ばれている場所だ。
堂崎ノ鼻からは、180度の展望で大村湾を眺める事が出来、ここからは運が良ければスナメリの姿がみられるそう。
そして本日の最終目的地点である。塩井崎公園へ到着。
塩井崎公園の手前では温泉施設があり、カヤックから露天風呂が丸見えだった。
ちょっと遠かったので男湯なのか女湯なのか解らなかったが、気づいてからはそっちの方を向かないようにして目を合わせないように努めた。
塩井崎公園へやってくると、ちょうど(シットオンな)カヤックを出そうとしている男性がいて、お互いにかるく頭をさげて心の中で挨拶をする。
上陸後男性のカヤックを見ていると、二島めざして漕いでいた。
しばらく休んでから、出発地点まで漕いで戻る。
この日は20kmぐらい漕いだ、さすがに漕ぎ飽きた。
伊木力へもどってくると、潮が満ちてきて浜は消えて無くなっていた。
水深は膝ぐらいまで、上陸は問題なく出来る。
今回は長与町へ到達できた、次回は一気に時津町へ入りたい。
今年中に大村湾1周は難しいと思うが、最低でも大村市の対岸にある形上湾には入ってその先まで漕いでゆくつもり。
この後、自宅へもどりシャワーを浴びる、クーラーが効いた部屋でゴロンと横になって座布団を枕に寝た。