カヤック
2021年05月12日(水)
大村湾 漕査 第18レグ後編(大串湾)
2021年5月9日に漕ぐ。
本日から3年目になる大村湾漕査を始めたいと思う。
今日は西海市西彼杵町の大串郷の小さな港から漕いで長崎オランダ村近くで折り返してきた。
※大串湾は長崎県西部,大村湾北西部の支湾。西海市に属する。南方の長崎市の形上湾とともに真珠養殖が盛ん。リアス海岸で出入りが多く,湾内には前ノ島,竹ノ島,三島 (みつしま) など多くの島があり,風光がよい。湾岸には大村氏に関する旧跡が多く,第2次世界大戦前まで採掘された大串金山の跡もある。大村湾県立自然公園に属する。
朝早く出発しバイクで大串郷の“横裏”にある小さな港へやってきた。
ちょうど良い具合にバイクが停められそうなスペースもあり、カヤックを組み立てていた。
そうしていると、スロープのすぐ近くの家から年輩の男性が出てきたので、お話しをしながらカヤックを組み立てる。船の構造にも興味を持たれていたようだけど、それ以上にこんな趣味もあるんだね?と言っておられた。海の近くに住んでいてもカヤックは見かけた事が無いと言っていた。
船に跨ってパドルで岸を突いて離岸した。
おじさんの「行ってらっしゃい」が何となく小恥ずかしい。「行って来ます」と言って漕ぐ、振り向きもせず一直線に港から出た。
港を出たところで、左手に小さいナブラが見えた。(※ナブラとは大型の魚に小型の魚が追われて逃げ惑い水面近くに浮上して海面がざわつく事)見ていると、ぬめっとした動きの大きなものが2度ほど見えた。一瞬スナメリかな?と思ったが、エイかもしれない。写真を撮影しようと思ったが間に合わない。
海岸線を観察しながらの船旅だが、ボーっとしているとあまり手が動いてないことが多いので、意識して速めに漕ぐようにして先を急いだ。
時々魚が水面に跳ねている。アジかなあ?サバかなあ?
魚が跳ねると気になって途中何度か止まって竿を出してみるが無反応。
車輪梅というだけあってその花は梅に似ているが、葉には光沢があって梅とは大きく異なっている。この低木は潮風にも強いためこのような場所でも咲く事ができる。
今回の区間ではあまり上陸できる場所が見つからなかったが、途中一箇所だけ上陸可能な場所があった。
ちなみにここから南へ進めば200m無いところにコンビニがある。地図には“ギリギリ上陸可能”と記載した。
そして今回の折返し地点である『湾内スロー』の文字が見えてくる。
今回の漕査はここで終わりだ。思ったより時間が余ったので釣りでもしながら出艇場所へ戻る事とした。
これでこの日の漕査は終了。今年も積極的にカヤックを漕いで遊びたいと思っている。西海橋のある針尾瀬戸の横断や支湾の江上湾、そして大崎半島を目指す、そして順調に進めば大村湾の漕査は今年中に終わるはずだ。
なんとなく今年は梅雨入りが早い気もするが、すべては天気任せである。
カヤック
2020年10月13日(火)
大村湾 漕査 第18レグ前編(西彼町白崎郷〜長崎オランダ村)
2020年9月13日に漕ぐ。
昨年から始めた『大村湾漕査』も西海橋を目前としていよいよ核心に近づいている気がしている。
まずは漕ぐ前にGoogle Earthなどを使ってスロープや砂浜などカヤックの出艇場所に使えそうな場所の目安をつけた上で調査をしているのだが、ここから西海橋を超えるぐらいまでの区間にカヤックを出すのに丁度良い場所がなかなか見当たらないと言う問題が出てきた。
そこでこれからはちょっと変則的な方法も使って調査を進めたい。
これまではA→Bと漕ぎ進めていたものを、A→←Bと言う風にA地点からB地点の途中まで漕いで、次回、B地点からA地点へ戻って漕査するという、一つの区間を2回に分けて調査するという方法だ。
これで漕ぐ距離が長い区間を埋めてゆく事ができるはずだ。
さて、今回は西彼町白崎郷の階段状のスロープから離岸し、長崎オランダ村へ向けて漕いでゆく。
大村湾の中でもこの周辺の海は『大串湾(おおくしわん)』という名前もあるらしい。
このように湾の中にある湾を『支湾(しわん)』と呼ぶ。(他にも大村湾では形上湾なども支湾にあたる)
大串湾は西海市に属し、型上湾とともに真珠養殖が盛んなのだと言う。
リアス式海岸で、湾内には多くの島があり風光明媚な場所だ。
私は朝早くバイクを走らせてきたのだが、多良岳の背後から昇る朝日に照らされた大串湾の朝はとても美しい。
カヤックに乗るために海に足を入れるのだが、思った以上に冷たい。
今年も9月いっぱい遊べれば十分だな、などと思った。
今日はこの後風速が4mを超えるという予報のため、なるべく早くこの場所へ戻って来たいと思っていた。
出艇してすぐに、諫崎(いさざき?だろうか)へ進む。
近寄ると小さいスロープがあるが、カヤックを出すには使いにくそう。
漕ぎ進んで行き大串湾の最奥へと入ってゆく。
白崎を周ると、左手に『湾内スロー』の文字があり、遠くに長崎オランダ村が見えてきた。
このまま漕いで長崎オランダ村へ行くわけではない、海岸線を漕いで進む。
一見すると良さそうだが、車を停めたりカヤックを組み立てられる場所が無さそう。
駐車場もあり、この場所はカヤックの出艇場所として良さそうなのだが、神社の境内でカヤックを組み立てたりするのは、好ましくないと思うので、やめておいた方がよさそう。
この後は大明寺川には入らずにスルーして先へ進み、長崎オランダ村の北側へ近づく。
長崎オランダ村のこの敷地は今は西彼町役所の管理地となっているそうだ。
そのため、無許可の船の係留や停泊は禁止されている。
また当然だが上陸や立ち入りも禁止となっている。
長崎オランダ村は、かつて長崎県西彼杵郡西彼町(現・西海市)にあったテーマパークで2001年10月に閉園した。その後開園したハウステンボスの前身となる施設だ。
その後も紆余曲折があり、現在でも『長崎オランダ村』として、入場無料で楽しめるそうだ。中にはカフェや映画館などもあるのだとか。いつか、一度立ち寄ってみたいと思う。
今日は長崎オランダ村を見てから、最初の出艇場所へ引き返した。
帰りながら釣りもしてみたがなかなか上手く行かず。
この後は台風だったり天候が良く無かったりで、今年の漕遊はここまで!!
続きは来年で、いよいよ針尾瀬戸を横断する事になるだろう。
前にも書いた気がするが、自分は水温が低い時期に対応できる装備が無いのと、セルフレスキューの能力が不足しているので、安全第一で水温が高い季節だけ遊ぶと決めている。今後ドライスーツを買うつもりはあるし、講習も受けてみたいと思っている。
後日当日の水温を調べてみると24℃前後の水温だった。実はそんなに冷たくないようだった(でも当日は冷たく感じたのだった)
カヤック
2020年09月17日(木)
大村湾 漕査 第17レグ(宮浦港〜西彼町白崎郷)
2020年8月30日に漕ぐ。
今日は西海市西彼町にある宮浦港のスロープから舟を出す。
スロープは宮浦会館の隣にあり、目の前には酒屋があり自販機はあるが、お手洗いなどは無い。僕はバイクを近くの歩道の脇に停め、スロープ内でカヤックを組み立てた。
今日は天気予報では猛暑日で、日が一番高くなる前にこの場所へ戻ってこようと思い出艇する。海の上は日を遮る場所も無く熱中症の危険が高い。
島を後にして、小さい港(小宮浦港?)へ入る。湾の奥にスロープを確認。
湾を出て、さらに北上する。
裸島を右手に見送りつつ進むと、上陸ができそうな浜があり、近寄るとカヤックが数艇置いてあった。私有地かもしれない。
すぐ近くの家からご主人が出てこられて「◎◎さん?」と声をかけられる。
誰かと間違えられたようだ。ご主人に「ここは何かお店でもやってらっしゃるのですか?」と尋ねるが違うようだ。次に奥様が出てこられて挨拶をされたので挨拶を返す、やはり誰かと間違っているのか(汗)カヤックをしている人が定期的に訪ねてこられるのだろうな・・と思った。
さて、その後は四本堂公園手前の港『母衣崎(ぼらさき)港?』へカヤックで接近すると浜があるので、舟をつけて上陸してみた。
母衣崎(ぼらさき)を周って、四本堂公園の浜へ到達。
この公園、カヤックの出艇場所として使えないか、調べてみたが、カヤックの出艇場所として使うためにはキャンプ場を利用するしかないようだ。
カヤックに乗り、進むとすぐ近くにもスロープがある。
この場所に水が湧いている場所があり『お茶の水』と言われている場所のようだ。
さてこの後は四本堂公園を後にして、正面に『橘島』を見つつ、西彼町白崎郷の階段状のスロープへ接岸した。
ここからは歩いて調査。
南へ歩いてゆくと、階段スロープが終わり、丁度その場所にお墓があり駐車スペースがある。
ちょうどよい折返しポイントだと思ったので、今日のカヤックはここまでで、次回はここから出艇する事にした。
写真を撮影していると、釣人に『何かの調査ですか?』と聞かれる。
僕は釣り人に何を釣っているのですか?と聞くとシーバスかチヌを狙っているのだと言う。釣果は無さそうだった。
この後は適当に手釣りをしながら(真鯛が1匹だけ釣れた)、最初のスロープへ戻ってくる。
正午前にスロープへ戻ってこれたのだが、コンクリートが焼けて暑い。
汗が滝のように出てくる。水筒の水を飲んだり、頭からかぶったりしながらカヤックを分解して家路へとついた。
熱中症寸前でバイクに乗り込み、途中自販機の前でバイクをとめてスポーツドリンクを1本飲み干した。
カヤック
2020年09月06日(日)
大村湾 漕査 第16レグ(亀浦港〜宮浦港)
2020年8月16日に漕ぐ。
この日は恵美須鼻の漁村(亀浦港と呼ぶ事にする)から漕ぎ始めて、西彼町宮浦郷の宮浦港のスロープへと辿り着いた。
天気予報を見ると『熱中症注意』と言う事で、朝めいっぱい早起きをして出艇場所へ向かった。なるべく早く海へ出て、できるだけ早い内に戻ってこようという計画である。
今日は西彼町亀浦郷の亀浦会館の前から船を出す。会館にはお手洗いもあり、近くには商店もあるためカヤックの出艇場所として使いやすい。
丁度船を出そうと思っていた場所に、精霊流しの船があったのだが、地元の人が朝早くやってきて船を回収していた。精霊流しの船には沢山の家名が書かれており、合同で船を出している様子だった。
出発の準備が整ったので早速漕ぎ始める。
今日は凪で静かな海だ。
早朝の静かな海に左右のパドルを交互に刺しながら進む、優しい風も吹いてきて実に気持ちが良い。
船は何の抵抗も無いまま、スルスルと思うように進む。
実にスムーズ。
亀浦郷の湾を出ると、遠くに山が見える、対岸の東彼杵町から大村市のあたりだろうか。
正面から太陽の光が射し、遠くの山は霞んで見える。
朝の大村湾、ほんとうに気持ち良い。
名前の無い無人島だけど、浜があったので上陸してみた。
無人島を後にする。
しばらく漕いでいると、正面にイゲ島が見えてきて、その右奥に『針尾無線塔』と、その左側に『西海橋』が見えていた。
海中を見ていると、アジ?の群れが泳いでゆく、透明度がそんなに高くない大村湾なので、群れの姿は霞んで見え、あっといういう間に見えなくなる。
なんだか幻を見ているようだ。
砂浜に上陸すると、すぐそこに階段があり、上の道路に出ることが出来る。
潮位次第ということで地図上には『条件付き出撃可能』とプロットしておいた。
上陸してみたのだが、私有地?っぽい場所でちょっと使いにくいと感じた。
また、海から突然現れた男を見て、近所の人から訝しい目で見られる。
特別悪いことはしてないと思うのだが、なんとなく居心地の悪さを感じる。
その後、本日の折返し地底である『宮浦港』へと入ってゆく。
港内ではエギングをしている人などがいたので、気をつかって漕ぐ。
宮浦港もカヤック遊びでは比較的使いやすい場所だと思う。
まずスロープの目の前に酒店があり、自販機があるため水の調達が容易だ。
こちらの会館ではお手洗いを使えなそう。
次回はここから出発する事にして、折返して出艇場所へ戻った。
宮浦湾を漕いでいると、60〜70cmぐらいの魚が5〜6匹泳いできて、カヤック下に消えた。「ぬおっ!」と思わず変な声が出てしまった。
何の魚だろうか、シーバスかなぁ・・(?)
帰りながら手釣りをしてみたのだが、エソしか釣れない。
ひっくり返っていたので(ように見えた)死んでいるのかもしれない。
また海底を良くみると大きい貝が海底に突き刺さっている。
タイラギ(タイラガイ)かも知れない。
うだるような暑さで、アルミフレームも熱を持ってそうだったが、思ったほど熱くは無かった。
後片付けをして丁寧にパッキングして帰る。
ここでいい加減にパッキングすると、荷崩れを起こして余計に面倒な事になるので丁寧にやる。
この後、バイクで走って帰ったが、途中で自販機をみつけて、スポーツドリンクを買いその場で一気飲みほした。
カヤック
2020年08月22日(土)
大村湾 漕査 第15レグ(琵琶ノ首鼻〜恵美須鼻の漁村)
2020年8月2日に漕ぐ。
今日は琵琶ノ首鼻のスロープから漕ぎ始めて恵美須鼻の漁港まで漕いだ。距離的には短かったが、最終的に良い出艇場所を見つける事が出来た。
朝早くバイクを走らせ対岸の大村市から走ってきた。
今日は琵琶ノ鼻にある無駄に急なスロープからカヤックを出す。
このスロープは傾斜が厳しくカヤックを下ろすのに力がいる。
カヤックを担いだまま、滑らないように、ジワジワと進んでスロープを降りる。
足を水につけると温い。カヤックに跨って椅子へ尻を落として漕ぎはじめる。
※ちなみにこの琵琶ノ首鼻には、建築家の池田武邦さんの終の棲家である邦久庵(hokyuann)があるが一般公開されている間しか見る事が出来ないそう。
https://www.hokyuann.com
鼻を周ってゆくと、セメント関連の施設が見えてくる。
漕ぎ始めだが、鼻を周ってからはうねりが強い、ただ海流は北へ向かって流れているため漕げばちゃんと進む、丁寧にパドリングをして進んだ。
しかし漕ぎながらなにか違和感を感じ、メガネが無い事に気がついた。どうやら出艇場所に置いてきたようだが、引き返すのも億劫なのでこのまま進む事にした。
※高島は殉教の島と言う事で、キリスト教の逸話がある島の様だ。
この後は忠実に沿岸沿いに漕いでゆくと、左手に廃船(?)が見えてきた。
位置的にはこの廃船の向こう側に『風早池』がある。
この『風早池』は、かつてはちいさい入り江だったそうだが、長い時間をかけて入り口に土砂が堆積した結果池となったそうだ。
ただ今でも池と海は幅1〜2m程度の水路でつながっていると言うのでカヤックに乗ったまま水路に近寄って見た。
この水路、2月下旬から3月ごろにはシロウオの遡上も見られるそう。
その後は引き返して、さらに漕いで湾の奥まった場所まで進み『風早川』へ入る。
この後も沿岸を漕いで進み。
高島と陸地の間を抜けて恵美須鼻から小さな漁村へと入る。
奥へ進んでゆくとカヤックの出艇場所に丁度良い浜があったので、今日はここで引き返して時間はここからはじめる事にした。
お店に入ると背中の曲がったおばあさんが出てきた。
品揃えは極めて少ないが、ジュース・ビール・お菓子などがあった。
こんなにカヤック遊びに良さそうな場所もなかなか無い。
地元の人に配慮をして、適切に遊べば問題なさそうだ。
この後はカヤックで出艇場所へ戻りながら、手釣りをして遊んだ。
カヤックで釣りをしているのだが、アンカーを打ってないので潮で流されるね。
出停場所へ戻ってきた時には、日も高くなって暑いのなんのって。
ちなみにメガネはカヤックを組み立てた場所に置いたままになっていた。
帰りは、忘れ物をしないように、入念に指差し確認をしてバイクで帰る。
今年は何月まで漕げるかな。
カヤック
2020年08月04日(火)
大村湾 漕査 第14レグ(長崎市琴海尾戸町の港〜琵琶ノ首鼻)
2020年7月18日に漕ぐ
大村湾漕査14回目、長崎市琴海尾戸町の港から漕ぎ始め、西彼町風早郷、琵琶ノ首鼻のスロープまで漕いだ。
出艇場所に到着後、速やかにカヤックを組み立てた。
静かで良い港なのだが、カヤックの出艇場所としてはあまりオススメはしない。
今日は風も弱く穏やかな海を楽しめるだろう、そんな期待を胸にし、艇を海に浮かべ乗り込む、カヤックは滑るように浮いて今日の漕査をはじめる。
港を出るとすぐ正面に天狗島が見える。
今回の区間は海岸線は複雑で島も多く、風景の移り変わりがあり、漕いでいて楽しい。
気持ちよく漕ぎ、海と空を満喫する。
島々の脇を進む、とても静かな海だ。
こういった海とみどりに囲まれた静かな場所をカヤックで漕ぐ事は、僕にとっての大きな喜びのひとつだ。
島の間を進んでゆき、見えてきた階段状のスロープに接岸し上陸する。
出艇場所として使えない事もなさそう。
ここからは『前島』『湯島』『末島』などへのアクセスが良い。
商店・お手洗い・駐車場などは無いので、利用する場合には適切な判断が必要。
離岸し進むと、先程のスロープから北340mの地点にも階段状のスロープがある、休むには丁度良い場所だ。
その後も漕査をすすめ。
福袋崎(ふくろさき)を回ると綺麗な砂浜があり上陸してみる。
この後、さらに道を進んでみたのだが、何かの施設につながっていたので、引き返してきた、私有地っぽい(もしかして上陸してはダメかも)
そして、最終的に琵琶ノ首鼻のスロープに上陸をして、今日はここから引き返す事にした。
このスロープが急なのでカヤックを持ち上げるのがすこし大変だった。
コケたり滑らないように慎重に上がる。
次回はこのスロープを使ってさらに北上したいと思うのだが、このスロープの使用には若干ためらいがある(使いにくいので)
この後は帰りながら、少し釣りをして帰ったのだが、思わぬ大物(僕的には)が釣れておどろいた。詳しくはまた今度。
魚が釣れたのは良いんだけど、クーラーボックスなどは無いので焦った。
出艇場所へ戻ってから、すぐにカヤックを分解しパッキングして、最寄りのコンビニへ急ぐ。氷を買い求め、魚と一緒に袋に突っ込んで凌いだ。
相変わらず梅雨で天気が悪いのだが、チャンスを見つけて積極的に漕いでゆきたい。今は山より海だ。
カヤック
2020年07月26日(日)
大村湾 漕査 第13レグ(小口湾〜長崎市琴海尾戸町の港)
2020年6月7日に漕ぐ
今回も大村湾の漕査、今回は形上湾の出口に位置する小口湾から船を出し、長崎市琴海尾戸町の港で折り返した。
今日もカヤックの道具一式を背負ってバイクで走ってきた、これまでは対岸の大村市からこちらへやってくるのに南回りで走っていたのが、今回から北回りのアクセスになった。これは大村湾をざっくりと半周した事を意味している。
さて、味わい深い港町である小口湾の集落をぬけて港へ到着する。
お手洗いが無い事を除いてはカヤックを出すにはなかなか良い場所だと思う。
ただこの後すぐ、カヤックの出艇に最適な港があったので、そちらを利用された方が良いだろう。
準備を整え小口湾から出て北上してゆく、風速は4m程度だがうねりがあり漕ぎにくかった。
うねりが大きいため、小口湾からすぐ北にある港へ一直線に漕いでゆく。
上陸してみると、カヤックの出艇に最適な場所だった。
まず有料の駐車場があり、お手洗いと、カヤックを組み立てるに十分な広さがある。カヤック遊びの拠点として利用していきたい場所だ。
その後海へ漕ぎ出し、さらに北上。
相変わらずうねりが強いが、アルピナ2の安定感はすごい。
よほどの事が無いとひっくり返る気がしないね。
その次は下ノ島と陸地の間にある岩礁地帯。迂回せずに進む。
道中は左手に尾戸半島の岸を見ながら進む。あまり人の手が入っていない自然な海岸線が続く。
そして最終的には、琴海尾戸町の小さい漁港へと入る。
港では釣りを楽しんでいる家族の姿もあり、小さい湾をめいっぱい使ってエギングをしていたので気を使って漕ぐ。子どもたちは海に飛び込んで遊んでいる、波と子供の声だけが聞こえて来る。
満足したので、今日はここから引き返そうと思う。
帰りは10gのメタルジグをカヤックで曳航しながら帰った。
何か釣れるか?と期待したが、何も釣れず。
同じ海でも風次第で状況が全く違う。漕げる時は漕げるし、漕げない時は漕げないのがカヤックと言うものなのだろう。
帰りはゆっくりとバイクを走らせた。
さあ、今年もマイペースで漕いでゆこう。
カヤック
2020年06月15日(月)
大村湾 漕査 第12レグ(形上湾〜小口湾)
2020年5月31日に漕ぐ
前回カヤックで遊んだのが去年の9月後半だったので、約8ヶ月ぶりの漕遊だ。
コロナ過の影響で外出の自粛が求められていたが、一旦は落ち着いてきたので海遊びを再開したいと思う。今後の事については世の中の情勢を見ながら判断しよう。
今年も引き続き去年から始めた大村湾漕査を行うつもりだ。
また今年の豊富としては時間が許せばカヤックを使った釣りもやってみたいし、無人島でのキャンプも考えている。
さて、今回は大村湾漕査第12レグとして、大村湾の西中央に位置する形上湾を一気に漕ぎ抜ける計画だ。ただ行程が長くなりそうなので、形上湾の西側を重点的に調査するに留め、東側の岸は軽く流す程度とした。最終的には型上湾の出口にある小口湾のスロープへ上陸し、出発地点の長崎市の長浦町の階段状スロープへ戻った。行程については以下の地図を参照してほしい。
出艇場所は長崎市長浦町にある階段状のスロープ。
この場所は近所にセブンイレブンがあり便利。
ただコンビニの駐車場を使ってのカヤック遊びは当然許されない。
この場所は車を使ってのカヤック遊びの拠点としては十分とは言えないが、この後にここよりもずっと良い条件の場所があったので車を利用したカヤック遊びを考えている人は参考にしてほしい。
さて形上湾(かたがみわん)についてだだが、この海は長崎市に属しているようだ。大村湾の西側のほぼ中央に位置しており、湾の中にある湾のため、特に波静かな海という印象である。また大村湾における養殖真珠の生産の中心地でもあるらしい。
久しぶりにカヤックに乗ったが、ふわりと海に浮く感覚。若干パドルが重く感じる程度。
海況は穏やかで漕ぎやすい。
岸を眺めながら静かに漕いで進んだ。
半島を周って最初の港へ入った。
ところで漕いでいて海の上に浅瀬らしいものが見えていた。
近づいて行くと、海の上に浜が出現している。
地図には無い島なので、潮が引くと現れる島なのだろう。
(上の地図では『島、干潮時に出現?』とプロットしてある)
浜だけで形成されている小さな島だ。
上陸して歩き周ってみた、これと言って何という事もない島だったが、カヤックだからこそ気軽に上陸できる島だ。
島を離れて漕いで行く、途中は七百島をかすめて進む。
この後、カヤックで出艇させるのに良さそうな場所をみつけた。
浜があり上陸すると、常夜灯があり、駐車やカヤックの準備に良さそうは広場もある。
浜に隣接する駐車場から道を進むとすぐに国道へ出て、『琴海活性化センター(四季彩館)』と直売所の『味彩市』がある。
バスでは大きすぎる荷物は持ち運びはできないようで、折りたたみ可能なカヤックは重量やサイズ的にオーバーしているようだ。
さて、どんどん進もう。
こちらの川は、名前がわからなかったのだが、野良仕事をしてる人がいたので川の上から挨拶して聞いてみると、『四十川』と書いて(しとのかわ)と聞く。
(たぶん間違ってないと思う)
聞いたおじさんの話しでは、上流はキレイな沢なのだと言う。
その後、本日2場所目のカヤックの出艇場所に使えそうな所。
この駐車場使っていいのか?謎であるが、路駐しても怒られない気もする。
カヤックを組み立てられそうな広場やお手洗いもある。地元の方に配慮をし迷惑にならない範囲での利用なら許してもらえるはずだ。(責任はとれないので、各自適切な判断でお願いします)
ちょうど、ウインドサーフィンとSUPで遊んでる方もいた。
この後も漕査を進め・・
ここまででとりあえず、形上湾の漕査は十分で、あとは東側の岸を見ながら、小口湾を目指した。
時間が押しているので、どんどん漕いで小口湾へ入った。
次回はこの小口湾のスロープを使って漕ぎ始める。
久しぶりのカヤックだったが、けっきょく20km以上漕いでいた。
GPSの航跡データを見ると平均速度は時速3km程度でかなり遅い。(最高速度は時速7km程度のようだ)写真を撮影したり、地図上に記録しているので、しばしば停まっているのも多少影響はあるだろう。僕の腕が悪いのか、アルピナがあまり速くないのか、たぶんどっちもだろう。
カヤック
2019年12月09日(月)
大村湾 漕査 第11レグ(脇崎〜長浦郷)
ホームページの更新が滞っている。仕事と野暮用と遊びで忙しい。
今回は大村湾 漕査 第11レグ、脇崎から漕ぎ出して形上湾を目指した。
結論から言うと形上湾には到達できてない気がする(どこからどこまでが正確に形上湾なのか不明というのもある)
今シーズンは最低でもこの形上湾を漕ぎ抜けておきたいと思ったのだが、そこまで到達できなかったので残念ではある。
当日はあまり天気はよくなく、いちおう予報では曇り。
直射日光が当たるよりはずっと良いので漕ぎやすい天候とも言える。
カヤックを手際よく組み立て出発。
自分はバイクを近くにとめて空き地で組み立てたが、車を停める場所などはなく、基本的にはカヤックの出艇には向いてない場所だと思うので車で移動してる諸君はあきらめるように!
まずは湾を出て北上する。前回は風と波が強かったが今回は穏やか。
左手に私有地の砂浜など見送り漕ぎ進め、軽快に岬を周って進んだ。
小さな島に小さな家が建っていた。鉄鎖が張ってあり暗示的に立入禁止を主張している。このような島を所有できるのは正直羨ましいし。男のロマンだと思う。
ホテル近くの浜に上陸してみる。
海水浴が楽しめそうな雰囲気で、近くには自販機とお手洗いもあった。
駐車場にはロープが張ってあり利用できない。カヤックで遊びに使えるかは不明だが(たぶんダメかも?)上陸をして自販機のコーヒーを飲むぐらいなら怒られないかもしれないが、怒られるかもしれないのでやめておこう。ホテルのホームページを見るとプライベートビーチって書いてあるんだよね。
でもこの近くにある『西海町のアコウ樹』はみなさんふらっと立ち寄っているようではあるね。
ふたたび海へ漕ぎ出す。
カヤックを漕いでいると、雲間から太陽の光が漏れ差し込んでいる。
漕ぎをやめてしばらく見つめていた。
山の上から見るものとは、また違った趣がある。
写真を見返してもなかなか雰囲気が出ているが、実際に自分の目でみるものとは雲泥の差があるのは言うまでもない。
ここが何なのかよくわからないのだが、綺麗に芝が植えてあり、奥にはロッジ風の建物が並んでいる。キャンプ場のようだが。パサージュ琴海の関連施設かもしれない(何かわかったら追記したい)
この浜にもお手洗いが近くにあったのだが、たぶん使っても怒られる事は無いと思うが、使わない方がいいだろう。(責任はとれませんので)
しばらくの間、パサージュ琴海アイランドGCの沿岸を漕ぐ。
大小島は帰りに裏側を通ってみたが、上陸できそうな浜もあった。
ちらちらと雨が振ってくるが、カヤックで火照った身体には気持ちが良い。
海の上から見る、小さな集落は雰囲気バツグンだね。
ここもいいねぇ。実に良い。
この祠を真正面から撮影したいと思ったのだが、これがなかなか骨が折れる作業だった。
船はなかなか言う事を聞かないし、潮で流されるし、体をよじりながら撮影したのだ。
川を下っていると、今度は強い雨が振ってきた。
橋の下に避難する。雨雲レーダーアプリで確認するとしばらくすれば雨雲が通過しそうだったので、ここで待つ事にした。
丁度良いぐらいの時間なので、今日はここで引き返す事にする。
次回こそはこの場所から漕ぎ始めて、間違いなく形上湾へ入れるだろう。
この場所の素晴らしいのはすぐそこにコンビニがあると言う事だ。
この後だが、やはり天候と(仕事などの)タイミングも良くない事から私のカヤックはオフシーズンへと入った。もっと沢山漕ぎたいと言う気持ちはあるが、今年は全体的に天候が悪く海へと行ける回数も多くは無かった。
来年は 3月か4月頃から、天候を見ながらカヤックを再開させ、大村湾の漕査を引き続き行いたい。形上湾を超えてゆけば漕査も半分はこなした事になると思う。
カヤック
2019年10月24日(木)
大村湾 漕査 第10レグ(長崎市琴海村〜脇崎)
この日は琴海村、松町の名称不明港から漕ぎ出し、形上湾を目指した、最初は気持ちよく漕げていたが、徐々に風が強くなるという展開だった。
自宅の大村市からここまでやってくるのにバイクだと2時間ほどかかる。朝まだ暗い時間から走り始め出艇場所へ到着。すぐにカヤックを組み立てて出発する。
コンクリートの上での組み立てはアルミフレームに無駄な傷がつく、ブルーシートなど一枚噛ませてから行うべきだった、次回からは準備しておきたい。
琴海の戸根川では毎年3月下旬は『琴海花まつり』が催されている。長崎市の景観賞にも輝いた事もあり、琴海戸根川沿いには2キロに渡って桜が咲き誇るそう。大勢の人出で賑わい、シーカヤッカーにもお馴染みのイベントなんだとか。
大村や諫早から離れるほどに水の透明度が増す、誰が大村湾を汚しているのか、なんとなくわかってきた。
鴨池団地とオーシャンパレスGCに挟まれた入り江へ入る。
波が無い入り江の中ではカヤックは滑るように進む。波の音もなく、朝の静寂が気持ちいい。
入り江を一周して、ゴルフ場沿いに漕ぎ進める。ゴルフクラブと『辰島』の間に入ってゆく。
いろんな島に上陸してみたいが、明らかに私有地な島には上陸出来ない。
もしも島の所有者さんが僕のHPを見ていたら上陸させてほしい。
俺の島紹介してよ、とか、最近見てないので見てきて?とかでも構わない。
無人島に上陸して探検したいのです。
これは帰りの話しなのだが、辰島とゴルフ場の間を漕いでいると、船の近くでぽちゃん!と音がした。ゴルフボールが飛んできたのだった。
ゴルフボールが飛んでくるというのは頭の中になかったのだが、ゴルフボールの威力についてネットで調べると車のボンネットが凹んだとか、車のカーポートの屋根が割れたなどが出てくる。人に当った場合は打ちどころが悪いととんでもない事になるかもしれない。
まぁ、だからと言ってカヤックの上で何が出来ると言うわけでもない、ヘルメットを被るか、ここではカヤックを漕がないぐらいか・・
辰島の間を抜けると、正面に島影が出てくる。
これが歌手のさだまさしさんが所有している『詩島』だ。
詩島はさだまさしさんが経営するバンガローなどがあり、老夫婦がキャンプ場の管理人をしていた時期がある。しかし今は営業は停止しており、さだまさしさんのプライベート空間として利用されている。立ち入りは禁止。
この辺りまでくると風もかなり強くなってきて、漕いでもあまり進んでいる気がしない。カヤック初心者の限界だと言われる風速5m/sが近いようだ。
風は強くなってきたが、まだ余裕があるので、もうちょっと進んでみる。
ここで引き返すか?と思うが、もう少し漕いでみる、少し北にもうひとつ小さな港があるのでそこまで漕ぐ事にした。
港の手前に小さい砂浜があり上陸する。
上陸したところでちょうど漁具の手入れをしている漁師さんがいたので挨拶し、港の名前を聞く。だが港に名前など無いと言う。彼はこの場所は「裸島」であるというので、もしかしてさっき見た島の名前なのかと思い聞いてみるがそれは違うらしい。漁師さんは「サザエ島」と言っていた、昔はよくサザエが取れていたそうだ。
地図で見るとこの場所は長崎市琴海戸根町とある、もしくは近くには『脇崎』という地名も見られる。
裸島はここよりずっと北にある島の名前なので、僕とこのおじさんの会話が噛み合ってなかっただけかもしれない。
次回はこの港から船を出して形上湾を目指す事にして、今日はここから引き返す事にした。
シーカヤックというものは船首を風上に向くように流体力学的に考えられていると聞いた事がある(実際に本格的なシーカヤックを漕いだ事が無いので、それがどれくらいのものかはまだ分からない)だが僕のカヤック、アルピナ2に関していえば、それはどうもあたらないようだ。たしかに風上は捉えやすいのだが、漕ぎをやめればアルピナは風に対して腹を見せようとする。つまり横向きになる。
風が強いとき風上へ向かおうとすると、けっして直進性が高いとは言えない本艇は漕いでも進まなくなるだろう。そこで前進を断念して風から逃げようとすると(つまり風下へ向かおうとすると)艇に曲がろうとする力が強く働く(艇が風に対して横向きになろうとする力は風上へ進む時以上のものがある)だから、風から逃げるとき、曲がろうとするカヤックの進路を真っ直ぐに維持するために、ひたすら片方を漕ぎ続けなければならないと言う状況に陥る。
強風が吹けば、進む事も、また退く事も難しくなり、最後には漕ぎ疲れてカヤックは風に側面を見せる。それは同時に波の影響をモロに食らうという事でもある。
つまり、その時カヤックは転覆するだろう。仮にカヤックに再乗艇出来たとしても、もはや漕ぐ力は残ってはいない。再び沈する。たぶん、カヤッカーはそうやって死ぬのだな・・
そんな事を考えながら、風速5m/sの海を漕いでいた。
今日は予定通りに事が進まなかったが、風速5m/sの海を経験できたので良かった。風というものがいかに海では危険なのかがわかって来た。次回は脇崎から形上湾へ向かう。
カヤック
2019年09月11日(水)
大村湾 漕査 第9レグ(時津町日並郷〜長崎市琴海村)
2019/8/18、悪天候と私用が重なりカヤックを漕げる時間が少ない。
この日も前回の続きで、時津町日並郷の名称不明港から出艇した。
折返し地点を決めずに漕げるだけ漕いで、具合の良さそうな上陸地点を探す。
最終的に長崎市の琴海村松町へ到達し引き返した。
ところで大村湾の一部が長崎市であることが少し意外に思えた、琴海村は西彼杵郡の琴海町が2006年に長崎市に編入されることで誕生した町なのだそう。
今日のスタートは時津町日並郷にある小さな港だが、ちょっとした注意点があったので書いておきたい。
港のすぐそこに国道206号線の橋がかかっている。その橋の下はちょっとした公園のようになっており、年配の方がゲートボールなどを楽しまれている、その公園に隣接するように芝生の空き地あるが、この部分は公園の一部では無く私有地だ。
港には大きなスロープがあり、その脇にちょっとした空き地があるので、そこでカヤックを組みたてた。
真夏のカヤックは曇空が嬉しい。
最初の港を出てすぐに浜があり上陸してみる。
この浜には上陸していないのだが、近くに各種マリンスポーツの営業施設があり、雑多な雰囲気である。廃墟もあり(上の写真で右側の建物)雰囲気があまり良く無い。この浜が使えるかどうかわからないが、全体的に近寄りにくい雰囲気を醸し出していた。
港には見えないのだが、朽ちた階段などがあり、古い港の雰囲気を醸し出している。
カヤックで上陸すると、近くの公民館の窓に子供たちが集まっていた。
海から現れた男を何者か?と観察している様子だった。
ちょうど漁師風の若者がやってきて、海へ空身で入ってゆく、写真を撮影していると戻ってきたので、この周辺で駐車場があるかを聞く。
返ってきた返事は駐車場は無いのだが、この辺りで駐禁をとられる事はほぼ無いとの事だ。交通の邪魔にならない、地元の人に迷惑をかけない、常識的な範囲で、駐車禁止では無い場所を探して車を停めれば問題はなさそうで、カヤック遊びの出発地点として、なかなか良さそうだと思う。またこの港(海水浴場)は無人島の『前島』にも近い。
そして時津町から脱して、長崎市西海町へ入る。
西海川から出て北上してゆくと、長崎市琴海村松町に階段状の岸をみつける。
今日は十分漕いだので、次回はここからスタートする事にしてここで引き返す。
カヤックを分解していると、近所の男性に話しかけられる。しばらく話す。
男性の話しでは、大村湾は昔はたくさん魚が捕れていたが最近はめっきり魚が減ってしまったそうだ、その理由は漁師が小さい魚まで根こそぎとってしまうから・・なのだとか、この話しが本当かどうかはわからない。大村湾の水質の悪化とヘドロやゴミの堆積によって海底の環境が悪化した事も原因なのだと、そういう学者さんの話しも聞いた事がある。
さて、この後だがみなさんもご存知のとおり(?)九州北部は大雨と長雨が続いた。3週間ほどカヤック遊びが出来ない状態が続く。
カヤック
2019年08月19日(月)
大村湾 漕査 第8レグ(時津港〜時津町日並郷)
2019年7月28日、時津港から出て、同じく時津町の日並郷の小さな港まで漕いだ。事前の情報収集に自信が無かったので、こじんまりとした漕査となった。
時津港へやってきた。今日は港のスロープからでは無く、芝生の広場に隣接する浅瀬から船を出す事にした。
歩きながら水面を見ていると、そんなに大きくは無いが、魚がうようよ泳いでいる。大村や諫早では見られなかった光景だ。
この日のカヤック組み立ては調子がよく20分ですべての準備を整える事が出来た。もしかしたらこれが今日一番の収穫かもしれない。
満潮に近かった様でスロープではなく芝生の広場の脇に船を浮かべて乗り込む。
ここで写真を撮影していたら、船が流されそうになり焦る。
写真撮影してくれようとしてくれた人がいたのに、対人スキルの低さから「かまわないでください」などと無礼な事を口走ってしまう僕だった(悪意はありませんでした・・)(^^;)
もちろんカヤックをはじめたての僕はハマボウの花を見るのもこれが初めて。
出会えて嬉しかった。
船の後ろには『第十八金栄丸 長崎 諫早市』とか書かれている。
海底から採集した海砂利(うみじゃり)を陸にあげているのだろうか?
クレーンが動くと船も大きく左右に揺れている。
作業している船を遠巻きに見送りながら湾を出る。
時津港もある意味、大村湾の最奥だが、諫早の海と違いこちらは比較的綺麗だ。
『鷹島』は無人島だ、渡るにはチャーターが必要でカヤックなら渡れる。
詳しくはまたいずれ。
この先、どこで上陸できるか、不確かだったので今日はここで引き返す事にした。
船を出した場所付近から上陸しようとしたのだが、足元の岩がぬるぬるで転けそうになる。無理をせずスロープを使えばよかった。
次回はいよいよ時津町から脱して長崎市へと入ってゆく、今年の目標である形上湾を射程に収める事ができるか、楽しみだ。
水温も上がってきているが、気温も高くなり熱中症などの危険が高い、気温に十分注意をして無理をせずに遊んでゆきたい。
カヤック
2019年07月25日(木)
大村湾 漕査 第7レグ(長与町の潮井崎公園〜時津港)
7月15日、今日は潮井崎公園から漕ぎはじめて長与町から一気に時津町を目指す。最終的には時津港内のスロープで折り返す事となった。
長与町の潮井崎公園は駐車場、お手洗い、カヤックを組み立てる芝生の広場、自販機、出艇させる浜もあり、カヤックで遊ぶのにちょうど良い場所だ。
また特筆すべきはここからは北西の方向に無人島の二島が近い(約4km)
カヤックを使って二島にアクセスするのに最適な場所のひとつと言える。
カヤックに乗り込んで早速出発。
漕いでいるとパドルが空を切った。
波のうねりで海面が立体的になっているので海面があるべき場所に無い、だから空振りをしてしまう。そんな事が何度かある。すこし調子が狂う。
長与浦の岸沿いを南下しつつ長与港へ向かっている。
潮井崎公園から出艇して『馬込の鼻』を超えると左手には長与港、右手には『清水島』が見えてくる。
『清水島』は無人島との事。上陸できるものならいつか歩いてみたいと思っている。
埋立地に挟まれた川へ入って奥までしらべる。
つぎに長与港内のスロープを目指して漕いでいると、湾内から複数の小型船が出て長与川に入ってゆくのが見えた、沖へと出ずにどこへ向かっているんだろう?
湾内に入ると堤防で釣りをしている人たちがいる。若干巻きながら進む。
港内には大きいスロープがあるので上陸した。
湾を出て長与川を遡る事にした。
しばらく漕いで行くと、川辺りに小さな船がたくさん係留されていた。さっきみた船たちはここに向かっていたようだ。
『鶴乃港』とかかれた煙突が立っている。この辺りが『鶴乃港』なのだろうか?と思って調べてみると、この鶴乃港とは日本酒の名前との事。
長与川はほどなく遡上の限界に達したので川を下る。
ここは『長与町海洋スポーツ交流館』近くのスロープ。
近くには自販機も駐車場もある。スポーツ交流館にWCのマークがあったが施錠されており使えない。
ちょっとこの施設について調べてみると、有料で交流館を利用できる(しかも安い)他、艇庫艇置使用を払えばカヌーを預ける事もできる(こちらは若干高額)有料のシャワーもあるようだ。
詳しくはホームページを見てほしい。
長与港と別れて時津を目指す。
近くにはたくさんの筏が浮かんではいるが人影も無く。
筏の間を通って清水島へ近づく。
清水島についてはまたいつかじっくりと調べてみたい。
この周辺の海岸は自然がそのまま残っていて漕いでいて楽しい。
大村から漕いできてはじめて、また漕いでみたいと思った。
洞窟の奥に穴が見える。
入り口に岩が転がっているが、これは進入禁止を暗示して置かれているのだと思う。穴の高さは80cmぐらいはありそうで、大人でも入ってゆけそう。
なかなか興味深い洞窟だった、またいつか訪ねてみたい。
『崎野ノ鼻』を周ると小さい船がいて釣りをしていたので、挨拶を交わす。
この鼻は長与町と時津町の境界でもある。
ここから時津町だ。
この場所は地権者により明示的に立ち入りが禁止が宣言されている。
立ち入り禁止の場所だが、それでもブログに記載をするのは、カヤックなどで遊んでいて危険な状況になったときに緊急避難可能な場所として記載をしている。
ブーメラン島は干潮時には地続きになり歩いて島に渡れるそうだが。実際には海岸に降りるための階段は無く簡単に上陸できなそう。ブーメラン島は潮が満ちると三日月の形になるという、以前は「あげの瀬」と呼ばれていたが、いつの間にか「ブーメラン島」と呼ばれるようになったそう。島の所有者は小川孝之さん。
※出典はこちら(長崎新聞)
ここで折り返せなかったので、時津港の大スロープ目指して一直線に漕ぐ。
ちょっと周りを散策してみた。
新鮮な魚介類がいけすで泳いでいて、新鮮な刺身や活魚を格安に購入できる。
僕がのぞいたときはいけすには何も泳いでなかった。
住所は西彼杵郡時津町浦郷542-18
詳しくは長崎市のホームページを参照
時津港が今日の折返し点、ここから漕いでスタート地点の潮井崎公園へ戻る。1時間半ぐらいかかったかも。
このようにして本日の漕遊を終える。予定よりも長い距離を漕いでしまったが、結果的には良かったと思う。次回は時津港のスロープを使ってカヤックを出したいと思うのだが。港で働く人たちの邪魔にならないように気をつけて遊びたいと思う。
バイクで大村湾を一周して下調べをしたのだが、それでもわからないから実際にカヤックで漕いで調査をしているのだが、カヤックで漕げば漕いだで、また新しくわからない事も出てくる。最終的にはもういちど陸側からも調査をして漕査を完成させたい。
カヤック
2019年07月11日(木)
大村湾 漕査 第6レグ(伊木力漁港〜長与町の潮井崎公園)
7月7日、今日は伊木力漁港から漕ぎ始める、自宅の大村市からはすこし距離があり朝7時前に出発しバイクを走らせた。大村から遠くなればなるほど早起きをしなければならない。
出発場所は市立伊木力小学校から、伊木力川を挟んだ場所にあるグラウンド。
ここはお手洗いもあり、近くには駐車場もある。伊木力の方たちの邪魔にならない範囲での利用で怒られる事は無いだろうと思う。
まずは到着して重いカヤックを背負ったまま海へ行き出艇場所を見る。
小さいがちゃんと砂浜が露出しておりカヤックを出するのに問題はなさそう。
タイドグラフを見れば今が一番潮が引いている時間帯のようだ。
ここへ戻って来れるのは昼すぎ2時ごろ、そのころは満潮に近い。
浜は水没しているだろう。
うまく上陸できるかな?などと考えながらカヤックを組み立てた。
フォールディングカヤックを組み立て船を海へ浮かべる。
荷物を船に積み込み、船にまたがってそのまま尻をストンと落として小さい椅子に座る。そろそろと漕ぎ始めて本日の漕遊がはじまった。
早朝の伊木力漁港は気持ちがいい風が吹いている、小舟が沖へ出てゆき活気を感じる。
海面を見ると穏やかだが一部で波が立っていた。
これを見てピンと来なければならないのだが、つまり海面の下に何か障害物があるという事だ。
不思議に思って近づいてみて、海底が浅いということにやっと気がつく。
よくみると海底からパイプのようなものが顔をのぞかせている。
「ここは浅いぞ」という目印だ。
漁港の中は小舟で混み合っている、と言うほどでも無いが、この時間帯、動きの遅いカヤックで入ってゆくのは邪魔になる可能性があったので漁港の中の探索はやめ、そのまま海岸線沿いへ移動する。
今日はいつもより若干行程が長くなりそうなので、岸の様子を目視で確認できる適度な距離を保ちつつ、岸に近づきすぎないようにして、無駄な動きをしないように漕ぐ事に決めた。
最初の鼻をまわってゆくと、漁船が3隻ほど停まって竿を出している。
船にカヤックを近づけると、それは釣りの邪魔にしかならないので、できるだけ離れて通過する。船の上からの視線を感じつつ距離を離す。
今日の海況は午前中は凪で午後から風が出てきて波も高くなってくると予想をしていたが、風はそれほどでも無いが海が静かなのは最初だけで、徐々ににうねりが出てきた。ちょっと気になって海水に手をつけてみると、ちょっと冷たく感じた。絶対に転覆はしたくないと思った。
小崎鼻を周ったところにカヤックを出艇させるのに良さそうな浜があった。
多良見町佐瀬ではこの先にも上陸できそうな浜があった。
近くでは人が釣りをしていたので『釣人』を地図上にプロットする。
『堂崎ノ鼻』は長与町の最北端で『次代(あす)に残そう長崎百景』にも選ばれている場所だ。
堂崎ノ鼻からは、180度の展望で大村湾を眺める事が出来、ここからは運が良ければスナメリの姿がみられるそう。
そして本日の最終目的地点である。塩井崎公園へ到着。
塩井崎公園の手前では温泉施設があり、カヤックから露天風呂が丸見えだった。
ちょっと遠かったので男湯なのか女湯なのか解らなかったが、気づいてからはそっちの方を向かないようにして目を合わせないように努めた。
塩井崎公園へやってくると、ちょうど(シットオンな)カヤックを出そうとしている男性がいて、お互いにかるく頭をさげて心の中で挨拶をする。
上陸後男性のカヤックを見ていると、二島めざして漕いでいた。
しばらく休んでから、出発地点まで漕いで戻る。
この日は20kmぐらい漕いだ、さすがに漕ぎ飽きた。
伊木力へもどってくると、潮が満ちてきて浜は消えて無くなっていた。
水深は膝ぐらいまで、上陸は問題なく出来る。
今回は長与町へ到達できた、次回は一気に時津町へ入りたい。
今年中に大村湾1周は難しいと思うが、最低でも大村市の対岸にある形上湾には入ってその先まで漕いでゆくつもり。
この後、自宅へもどりシャワーを浴びる、クーラーが効いた部屋でゴロンと横になって座布団を枕に寝た。
カヤック
2019年06月17日(月)
大村湾 漕査 第5レグ(多良見町 前の島公園〜伊木力漁港)
6/9日、大村湾漕査第5回目、諫早市多良見町の前の島公園から出艇し、長与方面へと漕いでゆく、結果的に伊木力漁港まで漕ぐ事となった。
漕査がだんだん楽しくなってきた今日このごろ。今回の漕遊では大村湾における諫早市の離島『竹島』と『鹿島(かしま)』を見る事も出来た。
今日は前回の折返し地点である、諫早市の多良見町『前の島公園』から出発する。
カヤックを組み立てていると、子供連れの奥様に話しかけられる。「これはなんですか?」と聞かれたので「カヤックです」と答えると「西陵高校のと同じ?」と返ってくる、「あれとはちょっと違うんです」と応える。
西陵高校のカヤックはたぶん競技用なのだと思う。
僕のは遊び用なのだ。
御婦人は何か悟ったような顔をして去っていった。
多良見町の前の島公園はカヤックを海に出すポイントとしてはかなり優秀だと思う。駐車場もあり、お手洗いもある。
グラウンドでカヤックを組み立て、担いで砂浜まで持ってゆく、アルピナ2 430EXは重量14kgぐらいだがずしりと重い。(20kgのフォールディングカヤックなど担げるものだろうか・・)などと考えながら歩いていた。
浜へカヤックをもってくる途中、西陵高校の学生と先生らしき人がカヤックを運んでいたので、こちらから挨拶をする。指でちょんちょん・・と砂浜を指さして「使わせていただきます」と言うと「どうぞ」と返事が返ってきた。
学生さんなどの邪魔にならないレベルでの利用ならトラブルにはならないだろう。浜にカヤックを置いて残った道具すべてを積み込む。
カヤックに乗り込んで海へと漕ぎ出す。まずは軽く湾内を漕いで岸沿いに進む。
ただ海側から上陸は出来ても陸側からは砂浜に容易にアクセスできないので、カヤックの出艇場所としては使えない所がほとんど。
このあたりは海に近いところはみかん畑が多い。
国道からは離れているし、上陸できても畑の中を通過する必要がある。
例えば小崎鼻の先でみつけた上陸しやすいこの海岸(上陸可能だが使いにくい砂浜)、使えそうで使えない。
上陸した後に道をたどって歩いてみた。
線路を渡ったところにも小道が続いている、国土地理院の地図にも破線が書いてある。おそらく辿ってゆけば舗装路(国道207号線)へ続いているだろう。だがこの道をつかってカヤックを出す事は私有地の通過になる可能性が高くトラブルになるかもしれない。『使いにくい砂浜』というのはそういう事である。
※それでもブログなどに記載するのは、非常時の緊急退避場所としては使えるからで積極的な利用を薦めているわけではない。
ところで「鼻」とは地形を示す名称のひとつで、意味としては「岬」に近い。陸上の先端部が海に突き出した部分を言う、鼻とは西日本によく見られる名称で「端」の意味があるのだと言う。
次にやってきたのが、同じく多良見町の東園・西園。
ここにとても良い浜を見つける。地図に『出撃可能な砂浜』とプロットする。
ちなみにこの辺りの地形だが航空写真でみるとこのように弓のように綺麗にしなっている。
Google Mapsをみると『「道標」の弓なりにつづく線路』などと書いてある』どういう事かと言うと、長崎県出身のシンガーソングライター?福山雅治さんの曲「道標」の歌詞に歌われている場所なんだとか。
付近に駐車場などを見つける事が出来なかったので、おいおいバイクで訪ねてみて探してみたいと思う。
そしてその弓なりになっている地形だが航空写真を拡大するとこのようになっている。
実際に湾内に入ってみた。
湾内には船がたくさん係留してあるが人影もなく静かだった。
一番北側のトンネルを潜って出られるかと思ったが、湾の中央は浅くて通過できない。
さらに移動して梅崎にあったトンネルも潜ってみる。
この場所は上の国道からは沼にしか見えない。何も知らない人はまさかこの場所へ入れるとは思わないだろう。
水深は浅く魚影は見えない。木々がせり出してきており森に飲み込まれている、そんな場所だった。
ちなみにこの場所は上を走ってる道路から見るとこんな感じに見える。
そして大草駅付近へ到達。
ここで姪っ子から電話がかかってきた。
「今から遊びに行ってい〜い?」
「今海の上だよ、大草駅の近く」
というとちょっと驚いていて、愉快な気持ちになった。
そして本日の折返し地点、最初に目星をつけておいた、伊木力の野球グラウンド(運動公園?)近くにある浅瀬を使って上陸した。
昼をまわっていたので昼飯をとる、塩気のあるものが食べたくなりスマホでラーメン屋を探すが無い。伊木力は小さな集落で飲食店は少ないのだった(多少はあるようだが)
次回はここをスタート地点として長与町へ上陸したい。
飯を食べていると潮が満ちてきてカヤックがグラグラ揺れだしたので、出発する。ここが折り返し地点なのであとは帰るだけ。
ここからは、ただ黙々と漕いで出発地点へ戻る。
今回も伊木力にカヤックで使えそうな出艇場所を確保できたので良かったと思う。ある程度は下調べはしているつもりだが、実際に上陸できるかは行ってみないとわからないものだ。
また『竹島』『鹿島』へは伊木力からが一番アクセスが良さそうなので次回からはここを拠点に両島を訪ねたいと思う。その事が良くわかったのも収穫のひとつである。
次回は長与町に入る事ができるか・・
カヤック
2019年05月30日(木)
大村湾 漕査 第4レグ(諫早市 横島〜多良見町 前の島公園)
5/25日、大村湾漕査第4回目、ひきつづき前回発見した、諫早市の横島の海岸から出艇し、海岸線および河川などを観察しながら、長与方面へと漕ぎ進んで行く。
多良見シーサイドタウンは2つの川に挟まれている。東側が『名切川』西側は『喜々津川』で、久山港、喜々津港を合わせたこの領域は大村湾の最奥部とも呼べる場所だ。
バイクをつかって、出艇場所へ到着。
前回は気がつなかったが、すぐ脇に人気のない公園がある。
ここでのんびりとカヤックを組み立てる事が出来た。
住宅地から離れた場所で付近は工場などが多く静かな公園だ。
駐車禁止とは書いてないのだが、常識の範囲で車をとめる事もできるかもしれない。バイクは奥の草地のところへ入れて停めておいた。
気になる海況だが、この日もいつものように穏やかな大村湾。
浜辺へ降りると、旗をもった団体さんが歩いてきた。
みなさんゴミ袋をもっていて、大村湾の清掃をしているようだ。
挨拶をすると、カヤックが珍しいのか話しかけられる。すこしの間話す。
今おもえば漁師の方だったのかもしれない。海岸清掃に漁船も出ていたようだ。
(いつも代わり映えのしない写真だが、カヤック単独行なのでどうしてもこういう構図にしかならない。)
横島から岸沿いに進んでそのまま『西大川』へ入り遡上する。
カヤックで川を遡りながら、この川は大村市の川より魚影が濃い事にきがつく。水質に大きな差があるとは思えないのだが(どちらとも汚い)どこで差がついているのだろう。
進んでゆくと、鴨が飛んで逃げてゆく。僕に驚いた亀たちの群れが滑るように水の中へ逃げてゆく。
西大川遡上の後は久山川を遡上する。途中は創成館高校の野球グラウンドなどが左岸に見える。護岸で守られた川を漕いでゆくと水深が浅くなり底を擦り引き返す。
※ちなみに左岸とは河川を上流から下流に向かって眺めた時に左側を左岸、右側を右岸と呼ぶ。誰がそう決めたのかは知らない。
河口へと戻り、久山港へ移動する。
堤防には釣り人。
邪魔にならないように若干遠巻きに漕ぐ。湾内にも入りたかったが釣り人に配慮して諦める。
他にも名切川、喜々津川なども遡上するが、ここには書かない事にする(助長なので)特に変わった所もなく(ただやはり魚影は濃い)
その後、諫早市、船津にある、前の島公園近くの喜々津漁港へと入ってゆく。ここが今日の折返し地点だ。
事前にここにスロープがある事を確認していたのだが、船津ペーロン資料館と西陵高校のカヌー部の建屋が見えた。
スロープ近くには高校生が5〜6人出ていて何か作業をしている。
この様子ではスロープは使え無さそう。
だが、この裏手の部分に人口の砂浜があり、おそらくこれも西陵高校のカヌー部がこしらえた砂浜かもしれないが、使わせてもらって上陸してみる。
もし使ったら駄目という事なら関係者の方教えてください。
この後、冷たい飲み物を飲んで英気を養おうため自販機を探す。
ところがこのあたりで自販機が見つからないので軽く彷徨った。
この後はカヤックに乗り込み、出艇地点の横島へと戻り、本日の漕査を終了する。次回はここ前の島公園の砂浜を利用させてもらい、伊木力を目指す。
これで4度目の漕査だが、これまでのはただの助走みたいなものだ。
この調査は大村湾の島にカヤックを使って効率よくアクセスするための場所を探すために行っている。次回は諫早市に属する『竹島』『鹿島』が見えてくるはずだ。ここからがお楽しみである。
カヤック
2019年05月17日(金)
大村湾 漕査 第3レグ(三浦半島(西部町))〜大村市最南端
大村湾の漕査第3回目、今回も前回の続きから、三浦半島(西部町)のスロープから出艇して、大村市最南端を目指す、その後は大村市と諫早市の市堺、今村川を遡上、その隣の真崎川を遡上、次回出艇場所を探し、調査後は西部町へ引き返す。
バイクを走らせて、本日の出艇場所へ到着。国立精神医療センター近くのスロープを使って海へ入る。
岸をじっくり観察しつつ、印象的なポイントがあればGPS上にプロットして記録して進む。いったい誰のためにこんな事をしているのか、他でもない自分のためである。
Google Mapsで見てもどうなっているか分からなかったのだが、なるほど、こうなっていたのか。
正確にはわからないのだが、たぶんここは日泊湾の一部か?
基本的にこのような湾のスロープをつかってカヤックを出す事が良いのか、僕には判断が出来ない。カヤックを出すために駐車違反をすれば迷惑だし、カヤックを組み立てるのも港で働く人の邪魔になるかもしれない。カヤックで遊ぶ人が大人数になれば、それだけで暴力となる恐れがある。
実は2度ほどカヌーショップ、カーゴさんへお邪魔しようと思ったのだが、あまりにも入りにくい雰囲気(こわい)ので、外から店をじーーっと見るだけで精一杯で帰った。だいたい店に続く道が畑の脇道っぽいし、バイクもどこに駐車したら良いのかさっぱりわからないし、外観からは店に見えないし、とにかく入りにくい(笑)
カーゴから直線距離で1.2kmほど南にある、小さな浜。
カヤックで上陸・出艇するのに良さそうな場所だ。
(地図上では『出撃可能』と記載)
階段を登ってみると、こんな感じ、多少車を停めても文句は言われまい。
これで文句出たら釣りなどできないだろう。
※怒られても責任は持てませんので自己責任(人のせいにしない)でご利用ください。
ここで引き返してもいいのだが、漕査には中途半端な場所なためさらに進む。
溝陸町はすぐそこが諫早市なので、この辺りに住んでいる方たちの生活圏はほぼ諫早市なんだろうと思う。
今村川を遡上してゆき、出撃できそうな階段を見つける。
難しそうだがちょっと工夫すれば出艇場所としても使えるかもしれない。
カヤックを上流へ漕いでいると、犬の散歩をしていたおじさまに挨拶される。
良いチャンスなので川の名前を教えてもらう、ここはイマムラ川、隣の川はマサキ川というそうだ。
写真には写ってないが、けっこう大きい魚がたくさん飛び跳ねていた、銀色の腹がキラッと光ってみえた(あれは・・アジっぽいな・・)と思っていたら、跳ねたアジがカヤックのフロントボディに当たって落ちた。
水面にトンボが落ちてもがいていたので、パドルを使って救出。
しばらく羽根を乾かしていたが、すぐに飛んでいった。
その後は真崎川を遡上する。
カヤックの上からみる鯉のぼり、ここからしか見る事ができない特別なアングルだ。
よくこんな所に入るな・・と自分でも思う。
中には横穴もあって鳩と目があう。
引き返していると子供に挨拶されたので、挨拶を返す。
いい塩梅の浜で船から降りて近くを徒歩で探索。
下から見上げると、おじいさんがいたので、挨拶をするが聞こえていない。
めげずに大声で挨拶しなおしたがやっぱり聞こえてない(笑)
諦めていたら、おじいさんがガザガサと降りてきて僕のカヤックに向かってゆく。そこではじめて僕と目があったので3度目の挨拶。
岸に何かあったから見に来たんだと(さっきから何度も挨拶してるのに・・笑)
このおじいさん鎌をもっていたので、何かを採り(?)に来たのだろうか。
海岸沿いを歩いてゆき、視界から消えた。
ちなみにこの時話しかけたのだが、無視される。
かなり耳が遠いようだ・・。
すぐ上に道路があったので登ってみると、こんな感じ。
カヤックを組み立てるスペースもありそうだし、第4レグはここから出艇しようと決める。綺麗にまとまったなぁ。
今回は想定していた以上に綺麗に終える事ができたが・・・。
次回からは諫早市の沿岸を長与町へ向けて漕査してゆく。
しばらく埋立地がつづき、その後はアクセスが悪そうな海岸沿いを漕ぐ。
出艇場所がみつかる気がしないのだが・・どうなるかな。
カヤック
2019年04月29日(月)
大村湾 漕査 第2レグ(新蔵波止〜三浦半島(西部町))
大村湾の漕査第2回目、今日は前回の続きで大村城裏の新蔵波止から出発して南下し、鈴田川河口へと進み、三浦半島を進みつつ上陸・出艇可能な場所を探す。
天気快晴、じわりと汗ばむ陽気。
芝生のところでまったりと船を組み立てる。
高校ボート部の練習初めて見た。いかにも高速艇らしい、日本刀のような細い船が印象的だった。沈の練習もしていたけが、ライフジャケットをつけていない様に見えた。それでいいんだ?(批判の意味はなく素朴な疑問です)
新蔵波止から出て一番近くの川を遡上してみる、調べてみたが川の名前が分からなかった。分かり次第追記するようにしたい。
この川の水が汚い、大村市の汚水処理人口普及率は98.8パーセントと県内13市の中で最も高い普及率だと言うが本当だろうか?
こんな汚い川では遊びたく無いので引き返す。
前舟津にある大村港へ入ってみる、湾内にはスロープなどなさそう。
そんなに大きな港ではない。
その後で三浦半島沿岸へ入る。
ここから海岸線沿い緑が多くなる。
進んでゆくと、上陸できそうな砂浜があった。
砂浜に上陸。当日はいつも飲んでいる酔い止めの薬を飲まなかったので軽く具合が悪くなっていたのでしばらく休む。その後、階段を登ってどこに通じているのか確かめたのだが、これは良くない・・なにかの施設の私有地だった。
カヤックを出発させるのに丁度よい場所はなかなか無いものだ。
ここはカヤックの出艇場所として使えるのでは?と思ったが、
道を歩いてゆくと、なんと立ち入りが禁止されている。
駐車場や公衆トイレまであったのに立ち入り禁止とはなぜだろう。
ここも海から砂浜への上陸は可能で休むのには使える、車を使ってのアクセスは不可能と判断。
三浦半島西部町にある、海へ降りれるスロープ。
県立精神医療センターの近くだ。
このスロープはカヤックを出すのに使えるので、次回はここから漕ぎ始めてさらに南下して調査したい。
満足したので出発地点へ漕いで戻る。
一瞬スナメリか?と思って慌ててカメラを用意。
海で泳いでいるエイを見て、ちょっとだけ嬉しかった。
漕ぎながら、気持ち良い青空に、幾筋かの飛行機の跡。
潮風に吹かれて気持ちよく漕ぐ。
海面ばかり見ていると忘れがちだが、空の広さに目を向けると、その大きさに包まれているような気持ちになる。こころまで大きくなる気がする。
次回は今日発見した、三浦半島の出艇場所から出て南下し一気に大村市の南端を目指す。大村市街地から離れるとだんだん情報が少なくなってくる。
カヤック
2019年04月23日(火)
大村湾 漕査 第1レグ(大村市、森園海岸〜新蔵波止)
今日から大村湾漕査をはじめようと思う。
第1区間として、森園公園の森園海岸(大村海岸)から漕ぎ始めて大村城裏の新蔵波止までを漕査した。
とりあえず、GPSの航跡データを掲出する、地図上にプロットしている各地点については目測で入れている部分もあるので多少の誤差がある。
※ちなみにレグ【leg】とは(スポーツ競技などにおける)一区間。
地図上にプロットしている各施設の利用については、関連団体に許可をとっているものでは無い、たとえばスロープや港の利用に関しては明示的にカヤックの利用が禁止されている様子(今回の区間では)は見当たらないものの、カヤックで遊ぶために駐車禁止の場所に車を停めるなどで、湾港利用者の業務を妨害する事は常識的に許されないので各自留意する必要がある。
基本的に地図上にプロットしてあるスロープ、小階段の類は利用できないと考えてもらった方が良い。ではなぜ記載してあるかというと、事故発生時の緊急避難に使える可能性を考慮しての事だ。またスロープはともかく小階段と記載してある部分は上陸はかなり厳しいと思ってほしい。艇を捨てて空身で退避するような究極的な状況を考慮しての記載となる。
また海には潮の満ち引きがあるため、浜なども利用できる場合とそうでないケースが発生する、また川もできるだけ遡上して調査をしているが、潮の関係で橋の下を潜れないケースもありえるので用心して欲しい。
そして海から上陸出来たとしても、その場所を利用してカヤックを出艇させる事が出来るとは限らない点にも注意が必要だ。
以上をよく注意して興味がある方は地図を見てほしい。
なお、この調査は僕自身のために行っているものを公開しているだけなので情報の正確性などについては保証できかねる点にも注意してほしい。
さあ、とりあえず行ってみよう。
久しぶりのカヤックは、フォールディングカヤックの組み立てに手こずってしまった。
リブフレームの前後を間違えてカヤックを最初から組み立て直したり、組み立て終わりさあ出発だ!と思っていたら分割式のパドルがどちらもオスで、自宅までパドル交換に走ったりして準備に1時間半ぐらいかかってしまった。
さあ出発だ。
足を海へ入れてみるとジーンと冷たい。
カヤックにまたがって出発。
森園公園の森園海岸から出艇し、海岸線沿いを丁寧に観察しながら、大村城裏の新蔵波止まで漕いでゆく。
上陸できるからと言って、カヤックの出発地点として使えるとは限らない。
例えば上のような浜は上陸して休む事は出来ても、砂浜にカヤックを降ろす手段が無いので、出発場所としては利用できないのだ。
階段は潮が引いたときに現れる陸地に降りるために使える事もある。
右側の浜にはスロープが見えているが、門が閉じられていて利用できない。
できるだけ川も遡上してみて、上陸可能・出艇可能場所を探してみる。
地図上に『遡上限界』と書き込む。大上戸川はここからも出艇できなくも無さそう。ただし干潮時はこの場所は水位が下がるかも。
大上戸川と内田川の間にある名前がわからない川も調べる。
また別の水路へ入る。こちらの川は『丹々川』と言うそう。
次は安田オーシャンホテルの脇から、内田川へと入る。
大上戸川などはすぐに遡上限界に達したのだが、ここは漕いで進める。
道路を歩いている子供たちの視線を感じながら進む。
カヤックを漕いでいるだけなのだが、白鳥を追い立てるような格好になってしまった。そのうち内田川が2股に別れ、そこでつがいの白鳥が別々の川へと入る。
これ以上遡上を続けると、白鳥の迷惑になると言うことで引き返す事にした。
どこまで遡上できるのかわからないのだが、また今度調査してみたいと思う。
その後は、内田川を河口へ戻り、また沿岸を漕いで進む。
競艇場の脇は、コンクリートの壁があり普通に漕いで進める。
あまり有名では無いようだが、こんなロケーションにキャンプ場があると言うのは、カヤッカーにとってはなかなか便利だと思う。
うまく利用できれば大村湾のカヤック遊びにも利用できるかも知れない。
玖島崎キャンプ場について知りたい方はこちらをクリック
https://www.city.omura.nagasaki.jp/
玖島崎キャンプ場にカヤックをつかってアクセスしたい時はこの浅瀬から上陸すると良さそうだ。
『大村藩お船蔵跡』は大村城(玖島城)に付随する施設で、藩が所有していた船を格納する場所だったそうだ。陸上から撮った写真が見つからないので、再撮影し掲載したい。
ここで今日のカヤックは終わり、じゃなくて、ここからスタート地点の森園海岸まで戻る(バイクを回収する)
臼島から帰る途中は海にうねりが出てきた。
転覆するようなうねりでは無いのだが、無心で漕ぐ。
大村市では、農家は午後には焚き火をしないのだと聞いた。
午後は風が強くなり危ないからという理由からだ。
そう言われてみれば、カヤックで遊んでいる時も最初は大村湾は穏やかで凪いでいるのだが、午後からは海にうねりも出てきて、すこしドキッとした事が何度かあった。
気象というのは地域的な特性・パターンがあると思うので、『大村市は午後は風が強くなる』・・を意識しながら遊んでみようと思う。
このようにして本日の漕遊を終える。
やはりカヤックは海岸線沿いをまったり漕ぐのが楽しい。
今回は何人かの人たちと挨拶を交わす事も出来た。
次回は大村公園の裏から漕ぎ始めて、三浦半島まで漕いでみたいと思っている。
カヤック
2019年04月02日(火)
大村湾漕査
去年バイクで大村湾を一周しながら、カヤックで乗り降りできる場所を探して周った。
訪ねてみたい島に出来るだけ近い海岸からアクセスした方が効率的だし、海の上で何か問題が発生した時に、最寄りの上陸可能な岸を知っていたいとも思った。
しかし大村湾の全容を把握する事は簡単ではない。
そこでやはり実際にカヤックで大村湾を一周してみるのが、時間はかかっても確実であるという結論に達する。つまり『大村湾漕査』である。漕査という言葉は聞いたことがないので造語かもしれない。
踏査という言葉があるのだから、漕査という言葉があっても良いだろう。
実際に漕いで調べようという事だ。
しかし大村湾一周は、言うほど簡単では無い。
僕が考えている大村湾一周の方法論は、キャンプ道具などを積み込んで一気に漕行するのではなく、何日にも分けて少しづつ漕ぎ進み、小さな旅をつなぎながら、情報の収集をすると言うものだ。
しかし今この文章を書きながら、なぜ私がこんな事をしなければならないのかという気にもなってきた。なぜするかと言うと情報が少ないからに他ならないし、他にカヤックをやってる人を知らないからである、僕は長崎はカヤック天国だと思っていたのだが、この情報の(ネット上での)少なさはどうした事だろう。長崎県のカヤッカーたちはネットをつかって自分たちが知り得た事を公開する事に興味が無いのかもしれない。もしくは取扱注意情報につき、公表を自粛しているのか・・
これは愚痴と言うわけではない、その情報を調べる事が僕の新しい遊びなのだ。
大村湾を一周するのに、小さい旅を小刻みにつなぐ必要があるのは、単純な理由で僕も仕事を持っているためである。
もしも僕に自由に出来る時間がたくさんあったなら、こんな調査はあっという間にやり遂げるだろう。
つまり時間さえあれば誰にでも出来るはずなのである。
なので休みの日などを利用してすこしづつ調査をしたいのだが、大村湾の東側は海から近いところに駅もあるので、漕ぐだけ漕いで列車(大村線は電車ではない)で帰る事も可能だが、西側は鉄道が走ってないので、ここが考えあぐねているところだ。さて、どうしたらいいものか・・今のところ具体的なアイデアが無い。
場所によってはタクシーを使う必要もあるかもしれない、バスを利用しての移動にも慣れなる必要がありそうだ。
とりあえずやるだけやってみようか。
どんなに下調べをしたとしても、わからない部分は出てくるのだから。
とりあえず、大村湾の東側を中心にして調べをすすめてゆこうと思っている。
ーーー調査項目メモーーー
・駐車場の有無
・満潮時でも利用可能な岸かどうか
・幕営・野宿(ステルスキャンプ)可能な場所があるか。
・商店の有無(食料・飲料水の調達)
・銭湯・温泉の有無
・バス、鉄道など公共交通機関へのアクセス